このお話はご本人様には関係ありません
nmmn.iris等に聞き覚えのない方はご閲覧お控えください
赤×黒
設定
黒 27歳
職業 木こり、商人
黒side
その日、俺は不思議な少年を見つけた
黒「なぁ、大丈夫か?」
赤「う゛〜ッ…..」
威嚇されてる….
黒「俺は何もしーひんで?な?」
狼の耳と尻尾が生えていて牙は鋭い
….. だけど、どこか幼さを感じる顔だった
黒「お前さ傷だらけやん、そんなんでうろちょろしとったら傷口から….」
赤「う゛あ゛ぅッ!!!!シュッ 」
黒「いッ…..た….」
ポタッポタッ
赤「あ…..」
血が止まらない
だいぶ深くまで切られた
赤「あぁッ….ガクガクッ」
黒「?大丈夫やで…?お前はなんも悪ない」
怖がってる?トラウマか何かがあるんか…?
黒「じゃあ、また明日な!また来るな!」
タッタッタッタッタッ
赤「…..」
その日の夜だった
黒「なんやなんや!?!?」
寝ていたら急にでかい音がなった
黒「誰かおるんかー…?」
ミシッミシミシッ
歩くたびに床が軋む
この音はいくつになっても慣れない
黒「はいはい〜….誰です….か…?」
赤「はぁッ….はぁッ….」
黒「!…お前…昼の時の…!」
さらに傷が増えてる….?
黒「ちょ!お前!大丈夫か!?」
赤side
赤「….ん…?」
あれ?りうら….
黒「お!起きたか!」
赤「……」
黒「何が…あったん…?
俺に…話してくれへん…?スッ」
赤「う゛ぅッ….ガクガクッ」
こわい….こわい…..
黒 ..,,
赤「うぅ….?ガクガクッ」
黒「大丈夫やで?ここには誰もお前を傷つける奴はいないから…大丈夫….」
….あったかい…
赤「うぅッ….ポロポロッ」
黒「ん、よしよし。大丈夫やで〜」
黒side
懐かしいなぁ、弟のおもりをしてた時みたいや…ww
黒「….あ、そういえば名前は?」
赤「うぅッ….ガリガリッ」
黒「あ、口枷で喋れんのか?」
赤 コクッ
黒「ちょっと待ちーや?」カチャカチャ
んー…どうやって外すんや…?????
黒「もうちょっと待ってな〜w俺、こういうの向いてへんかもしれんww」
黒「お!取れた! 」
口枷付けられてたときも可愛かったけど無い状態の時もかわええな….
黒「名前…言えるか?」
赤「….り___ら」
黒「りうら?」
赤 コクッ
黒「ん、良い名前やん」
黒「りうらはなんで傷だらけやったん?」
自分で傷つけたとしても明らかに量がおかしい、おそらく誰かにやられたのだろう
赤「むらッ…ひ__とッ….」
黒「…. 村のやつらか?」
赤 コクッ
赤「りぃらッ….おおかみッ….皮…うれ__るッ….」
黒「つまり、りうらは狼でそれで狼の毛皮は高く売れるから捕まえられかけたって事か?」
赤「….コクッ」
赤「そのッ….く___ちのやつもッ…」
口のやつ…?口枷か….
黒「口枷も付けられたん?」
赤「コクッ」
黒「そっか….怖かったな….」
赤「な__えッ….」
黒「ん?俺の名前?」
赤「うんッ….」
黒「俺は悠佑!みんなからはアニキって言われとるで!」
赤「あにッ…き..?」
黒「そうそう!りうらは良い子やなぁ!!!」
赤「りぃらッ….いい__こッ…?」
黒「良い子やで!」
黒「さッ!今のりうらは傷だらけや!早く寝て、早く回復しやんとな!」
布団は….俺のでえっか
黒「じゃありうら、おやすみ ニコッ」
赤「お__やッすみッ…?」
黒「うん、おやすみ ニコッ」
それから月日は経っていって一年が経った
黒side
黒「〜♪」
今日の夕飯は鍋にしてやろーかな〜♪
しかも奮発して肉多めの!
黒「りうら喜ぶやろーなぁ〜♪」
早く残ってる木切って帰ってやろ!
黒「これで最後….っと!!! 」
黒「やっと終わった!これで帰れる!! 」
黒「今日は鍋〜♪」
結構高い肉買ったからな!柔らかくなかったら文句言ってやる!!!
黒「今ごろお腹すかせてるやろ〜なぁ〜w
はよ帰ったらんと!」
黒「ただ….いま…?」
帰ってきた時に見た光景は
黒「なんやこれ….家がボロボロや….!」
なにが起きてた..!?俺が出かけてる間に…
黒「!!りうら!!?りうらいるんか!?」
黒「障子も…天井も畳も….全部ボロボロ..」
まるで….
黒「ッ!!!!まさかッ!!!」
黒「りうッ」
赤「う゛ぁ゛ぅッ!!!!」
黒「うわッ!!!」
あっぶな….後ちょっとでも避けるのが遅かったら….!というか….りうら….
黒「お前…どうしたんや…?またいつもみたいにアニキって….言ってや…?」
赤「う゛あぅ〜ッ…!!!あ゛ぅッ…!!!」
あぁ….確かあの日もせやったな…w
黒「….なんか…一年前みたいやな..w」
黒「少し成長したけどあの時..みたいやな…ww」
赤「ッ….」
りうらにゆっくり近づいて行く
黒「覚えとるか?俺とりうらが初めて会った時、今みたいに俺のこと警戒してずっと唸ってたよな…ww」
赤「あ゛….. 」
黒「懐かしいなぁ…wんで家まで着いてきて、一緒にッ…ポロポロこんなに大きなるまで…暮らしたんやなッwwポロポロッ」
涙が、なぜか止まらない
止めたいが止まらない
赤「あ゛…にき….ポロッ」
黒「!りうら…?」
赤「あ゛にきッ…お願いッ…..どっか…行って…? 」
黒「….なんでや?」
赤「りう゛らッ….いまッ…アニキの事…食べたいって思っちゃってるッ..ポロポロッ」
赤「りうらはッ….アニキを….ポロポロッ
食べたくないッ…..ポロポロポロッ」
….良い子やな…りうらは
俺より良い子や
黒「….りうら?」
自分の両腕を広げる
黒「おいで?俺は別にりうらに食べられても良いニコッ 病気、事故で死ぬより全然良い」
赤「….ポロポロッ」
ゆっくりとりうらが近づいてくる
ゆっくり、ゆっくりと
りうらの顔を見てみると
黒「あれ…?お前、それ付いてたっけ…?」
口枷が付いていた
黒「それ、嫌やったんちゃうん?なんで…?」
赤「….りうらッ….あにきを゛ッ…たべたくなかッたからッ….ポロポロッ」
つけるの嫌やのに….俺なんかのために…?
黒「….おいで」
赤「…..」
カチャカチャッ
黒「とれたで….ニコッ」
黒「さ、食べ?」
赤「ッ…..ポロポロッ」
赤「あにきッ…」
なにこれ
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