pk「パラパラ…」
ヒスイ「……ジトッ…」
rd「ニコ…」
rd「久しぶりだね、ヒスイさん?w」
ヒスイ「えぇ…貴方のことはよく覚えてるわよ…」
ヒスイ「幼い子供を殺そうとした人外さん…?」
rd「だって普通はそうでしょ?」
rd「確かに見た目は子供だけど本来は国のトップ…」
rd「こんな絶好のチャンス逃す馬鹿いないでしょ…w」
ヒスイ「ガタッ!」
pk「ヒスイ…落ち着いて…」
ヒスイ「ギリッ…」
ヒスイ「スッ…」
ヒスイ「それで…私がここに呼ばれた理由をお伺いしてもいいかしら?」
cn「~~~♪」
md「ジトッ…」
kyo「ギロッ!」
ru「ッ💦」
pk「ヒスイも知っての通り…近々wrwr国とは戦争する」
pk「その際に物資手の提供や兵士をこっちに分けてくれる人たちだよ」
ヒスイ「ぴくとッ…よりによってこの方々じゃなくても良かったんじゃないのッ…?」
pk「まあ…確かにvvt国とかntjo国に頼もうとはしたんだけど…」
cn「なんせみ~んな敵側の支援行っちゃったしね~」
rd「ペンちゃんまで行くとは思わなかったよ…ボソ」
ヒスイ「……ならぴくと…貴方がこの人たちと話をつけてほしいわ…ガタ…」
ヒスイ「別に私は人外さんが嫌いなわけじゃないけど…スッ」
ヒスイ「眼の前にいる知っている人外は反吐が出るほど嫌いよ…ギョロッ!」
ヒスイ「後は貴方に任せるわ…私は話す気なんてさらさら無いもの…カツカツ」
pk「……分かった…」
rd「でも逆に君を受け入れるの俺等の国ぐらいだと思うよ?」
rd「風の神シナツヒコの力を宿し尋常ならぬ力を持ち…」
ヒスイ「カツカツ…」
ヒスイ「ピタッ!」
pk「どこからその情報をッ…」
rd「いやぁ…w苦労したよ…w」
rd「きょーさんとレウさんが2ヶ月かけて探しても出てこないもんだからさぁ…」
rd「でも唯一…この数十年で”無くなった国”と”消えた集落”を確かめていなかった…」
rd「そしたらビンゴ👉️ビシッ!」
rd「アンタの名前があったってわけ…w」
ヒスイ「……フィルド国を漁ったのね…」
rd「うん、そしたらびっくりw」
rd「消えたはずの集落の情報まで出てきたよ」
ヒスイ「……それで?貴方達に私の何が分かると…?」
rd「つまり君も既に…」
ヒスイ「……」
pk「ヒスイッ…ずっと黙っとくつもりだったんだけどッ…」
ヒスイ「……じゃあ…人なざる者である私は…」
ヒスイ「子を…夫を愛してはいけないの?ヒュオ~…」
pk「(やばいッ…これは怒ってるッ…」
ヒスイ「ただ…頼んでもいないのにこの世に生まれ…」
ヒスイ「私の大切なものを奪った奴ら…奪おうとした奴らに…ヒュンヒュン…」
ヒスイ「情をかけろと…?ジトッ…」
md「バッ!」
ru「みどり桾ッ!」
ヒスイ「私は…もう誰も信じてはいないわ…」
ヒスイ「愛することも…希望を見出すことも…」
ヒスイ「なんせ…私はもう…」
rd「……」
ヒスイ「貴方達と違って…寿命は人間と一緒よ…カツカツ」
バタン…
pk「ぁ゙~!もうッ!」
pk「なんで君等ヒスイの地雷を毎度毎度踏むわけッ?!」
kyo「いやいや…ぴくとさんもあんなやつ飼ってるって物好きやろ…ポリポリ」
cn「まあ、ぴくとさんっていつも変なの好きだもんねw」
pk「コンタミさんだけには言われたくないんですけどぉ゙ッ!」
rd「……でも…これであの時のぴくとの言葉がよく分かった…」
pk「ん?何のことですか?」
rd「ぇ゙~?!言ってたじゃんッ!”可哀想な生き物”だってッ!」
pk「あぁ、」
rd「まあ、だから…」
rd「人外なのに人間の寿命と同じくらいの間しか生きられない…」
rd「確かに…言われてみれば可哀想だねぇ…」
rd「何だか…」
rd「決まったルールや地位に縛られていて…」
rd「ほんと…彼女そっくり…ボソ」
kyo「……ほんじゃ…ぴくとさん今日泊まってええんでしょ?部屋案内してや」
pk「ぇ゙~…俺がぁ…?」
ru「あれ…?みどり桾がいない…」
kyo「どっかでまたウロウロしてるんちゃうか?」
ru「そうだといいけど…」
rd「そういえばさ、ヒスイはどこに行ったの?」
pk「植物園で本でも読んでるんじゃない?」
pk「ヒスイほとんど外に出て動けないからね…ボソ」
rd「……ふ~ん…」
ヒスイ「……」
数少ない数匹の蝶が彼女の周りに集まり
心配するように彼女に駆け寄る
ヒスイ「……あら…心配してくれてるの…?」
ヒスイ「嬉しいわ…」
蝶を優しいぬくもりある目で見つめ感謝を伝える
蝶も嬉しそうにこちらによる
ヒスイ「……今日は本を読みたい気分じゃなくてね…」
ヒスイ「それにしても…今日は随分遠慮がちね…」
ヒスイ「”ルネ”」
ルネ「ヒョコ…」
その少女は桃色の美しい髪をしており
瞳はヒスイとは少し違う緑の入った目をしていた
片目には薔薇が咲いおり
その姿は醜いという表現もあれば
美しいとも捉えられる
ヒスイ「蝶を使って心配してくれるなんて…」
ヒスイ「ここじゃ貴方と私以外誰もいないから安心していいわよ…ニコ」
ルネ「……ヒスイさんが…元気なそうだったから…ボソ」
ヒスイ「フフッw」
ヒスイ「大丈夫…私は平気よ…ナデ」
ルネ「……私ね…何だか懐かしい感じがするの…」
ヒスイ「もしかして…貴方の言う王子様でも迎えに来てくれそう…?クスッw」
ルネ「うん…感じるの…彼の…」
ヒスイ「……その人は…人外だって言ってたけど…」
ヒスイ「ルネは何もしないままでいいの…?」
ルネ「……私はもう…死んじゃってるから…ギュッ…!」
ヒスイ「でも…死んでいてもこうやって私と一緒に喋っている…」
ヒスイ「それは…心がまだ生きているからじゃない?」
ルネ「!!」
ヒスイ「それに…今は実際花の精霊としてこうやって喋ってる…」
ヒスイ「貴方は人外や死者…私にみたいな特別な体質の人にしか見えないけど…」
ルネ「そう…かな…ボソ」
ヒスイ「私が保証するわ…ナデ」
ルネ「うん…」
少女の手は冷たく
眼差しはとても暑い
gr「……それで…」
tn「……ッ」
gr「これ以上に嘘も真も何も無いが?」
gr「まあでも…」
gr「そこまで見破るとは…その女性も感が鋭いんだろうな…」
tn「ほんま何かッ…その話ッ…」
gr「あぁ…全て真実だ…」
gr「私は…いや俺は…」
tn「ッ…どうして…」
gr「……俺はあの父親の支配下だった…」
gr「愛してもらいたくて…抱きしめてもらいたくて…」
gr「その成れの果てがこれだ…」
gr「あれだけ良くしてもらって…幸せに暮らしてたのに…」
gr「俺はその期待すらも破った…ボソ」
gr「そもそもッ…あのとき俺がトトさえ守っていればッ…グシャッ」
gr「ごめんッ…ごめんなさいッ…ズルッ…」
それはいつもの気高き総統ではない
幼く泣きながら母親に謝る子どものようだ
tn「キイイン…」
tn「ぅ゙ぐッ…!」
tn「ぁッ…フラ」
tn「ドサッ…」
gr「トンッ…トンッ…?」
tn?「はぁ…やれやれ…男の体とは動きづらいなぁ…ポリポリ」
gr「誰だッ…?」
tn?「やあやあ…貴君がこの若造の主かな?」
gr「(こいつッ…トントンじゃないッ…誰だッ…」
tn?「いやはや…私もこんな手段を使えるとはあまり思っていなくてね」
tn?「初めまして、グルッペン総統」
tn?「私が君が殺した夫子供を持っていた”妻”の…保護者だ…ニコ」
gr「保護ッ…者ッ…?」
tn?「さて少年…」
tn?「夜が明けるまで…」
次回➳死んでもずっと…
NEXT➳♡1800
コメント
6件
ぐぁぁぁあああ!?もう本当にヒスイさぁぁぁん好きやわ あーどんどん闇深くなっているぅう ヒスイさんいやみんなが幸せになれるように1視聴者として願ってます()