ステージのちょうど反対側で、輝く人。同い年の、幼なじみ。
幼稚園の頃はいつも俺の後ろをおっかなびっくり追いかけて来ていたのに、いつのまにか遥か先を歩いていた人。
俺は渡辺翔太が好きだ。
💙「あちー。アイスとかないの?」
❤️「冷蔵庫見て来る」
俺たちは目下、受験勉強中。
そうは言っても、コンサートがあったりして、思うように勉強が捗らず、いくらFラン目標でもこのままじゃまずいと翔太に誘われて俺の家で勉強していた。1人だとどうしても怠けてしまうのだそうだ。
外はうだるような暑さ。
灼熱の太陽が照りつける昼下がり。人通りも少なく、窓の外はひっそりとしている。両親は出掛けていて、妹たちは遊びに行った。きっと受験とは無縁な長い夏休みを満喫しているのだろう。
💙「うあー、あっちぃ……」
❤️「ごめんて。やっぱりエアコンある部屋行く?」
💙「誰か帰って来たら気ぃ遣うじゃん、やだよ」
俺の部屋のエアコンは故障中。
だから他の部屋で勉強しようと言っているのに翔太がどうしても俺の部屋がいいというのだ。
物置から昔使っていた扇風機を引っ張り出して回してるけど、室内は暑いったらない。窓を開けているのに、微風すら入って来なかった。
翔太は俺が持って来たアイスの袋を開けて、食べ始めた。アイスキャンディー。暑い夏にはぴったりのやつ。
💙「つめた…うま……」
アイスが溶けて、翔太の唇からこぼれる。顎を伝って落ちていく青い液体を見て、俺は思わず顔を背けた。
💙「お前は食べないの?」
❤️「俺は、いいや」
慌ててテキストに目を落とし、英文を読み始めた。英単語がちっとも頭に入って来ない。
というか。
翔太が無防備すぎてツラい。なんで、タンクトップで来るんだよ。せめて袖のある服で来いよ。
💙「ティッシュ取って、ティッシュ」
ベタベタの手を拭こうと、翔太がテーブルに身を乗り出した時、タンクトップの隙間から透けて見えた胸が俺を煽った。もう無理。もうダメだ。
❤️「ちょっと、トイレ」
💙「おう」
慌てて廊下に出て、階下のリビングへ降りた。変に意識するからこうなる。
俺はそっとジーンズの前を押さえた。
ずっと好きだった。
子供の頃からずっと。女の子顔負けの可愛らしい容姿をしていて、高めの声で『りょうた』と甘える。
小学校はバラバラになってしまったけど、事務所のオーディションで再会した時は本当に嬉しかった。それまでは近所でたまに見かけてもあまり話す機会は持てなかったから。 同じ高校になった今もつるむグループが違えば近寄れない。逆に仕事で会えるのが唯一の楽しみだった。
トイレを済ませるついでに、冷たい麦茶を淹れた。氷のカラカラという音が涼しげだ。お盆に載せて、部屋に戻ると、翔太が机に突っ伏していた。
💙「だー。あちぃ。もう無理かも…」
少し赤い顔をしている。熱があるのかと思うような身体の熱さだ。嫌がる翔太を連れ出して、リビングのソファに寝かせた。エアコンで強めに部屋を冷やす。
❤️「すぐ涼しくなるから。麦茶、飲むでしょ」
💙「うん」
冷たいタオルを渡すと、起き上がって、タンクトップを脱ぎ始めた。
❤️「え、何してるの?」
💙「身体拭きたい。汗だくだし。タオルは洗って返すから」
❤️「それは、別にいいんだけど…」
そう言うと、首から胸、腹を翔太は本当に拭き始めた。驚いたのは脱毛済みの脇。白くて、ツルツルしていて、あるはずのものがないのって、なんだろう、すごくどきどきする。
❤️「背中、拭こうか?」
💙「ありがとう」
タオルの面を変えて、背中を拭いてやる。翔太は気持ちよさそうに無防備に身体を預けた。白くて細い身体。ちゃんと食べてるのか?と言いたくなるような華奢な体躯。それでも、今まで見たことのあるどんな女の子の背中より儚げで綺麗だと思った。
💙「寒くなってきた。服、取って」
❤️「無理」
💙「は?」
俺に近い位置にあった、タンクトップを掴み、遠くへぽん、と投げる。間を置かず、俺は、翔太を後ろから抱きしめた。
❤️「わざと?」
💙「は?何?」
❤️「もう無理。翔太が悪い」
そう言うと、俺のものをジーンズ越しに翔太の背中に押しつけた。
💙「え、待て待て待て」
離れて逃げようとするので、力ずくで引き止め、こっちを向かせて押し倒した。
翔太の股の間に俺の膝が挟まる。膝の頭で、翔太のものを少し触ってやった。ふにふにした感触が、少しずつ変わっていく。
💙「悪ふざけは、よせよ」
口ではそんなことを言いながら抵抗せずに顔を隠している。逃げることもできるはずなのに、逃げないのなら同意だと俺は無理やり思うことにした。それにここまでしたんだ、もう止めるなんてできない。
❤️「翔太、舐め合いっこ、しない?」
💙「舐め合いっこ???」
❤️「このままじゃ勉強にならないでしょ?」
翔太の目に迷いが生まれた。翔太の股の間はもうすっかり勃ち上がっている。それでもしつこく下から膝でマッサージしているので気持ちいいのだと思う。翔太は掠れる声で、言った。
💙「誰にも、言うなよ」
言うもんか。
❤️「決まりだね」
俺たちは、下着を下ろして、それぞれの下半身の前に顔が来るように重なった。翔太の鼻息が俺のものにかかるたびに、興奮してしまう。こうして見られてるのも恥ずかしいが、それよりも興奮の方が勝った。
💙「涼太、でか…」
❤️「翔太のは可愛い」
💙「はっず!!!黙ってやれ」
自分から言い出したくせに、翔太は少し慌てて、俺のものを掴んだ。力が入って、少し痛いくらいだ。
俺は翔太の白くて、控えめな陰茎をゆっくりと口に咥えた。
夢にまで見た翔太の…。
そう思うと、愛おしくて、大切に大切に愛撫した。喉の奥まで口の中に含み、唾液で潤していく。すぐに透明な液体が湧いて出てきて、俺に感じているのだと思うと胸が躍った。
💙「ちょ、っと、まて、こっち…できない」
翔太が早々に俺のを手離した。早くもイキそうになっているのだ。下半身を突っ張らせているのがわかる。
💙「でる、いく、いく、ああっ………」
俺は翔太の白濁を全て飲み込んだ。
その時。
ドアの開閉音とともに、玄関から賑やかな声がした。妹たちが帰ってきたのだ。
2人とも慌ててズボンを上げて、何とかことなきを得る。さすがに翔太が上半身裸だったことは突っ込まれてしまったが。
翔太は誰よりも赤い顔をして、その場で俯いていた。
❤️「俺、まだだから、今度やってね」
耳元で低く囁くと、翔太が微かに頷いた。
おわり。
コメント
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こんなR18を私も書きたい(唐突)
なんか可愛い〜❤️💙
きゃあーーーーー🫣🫣🫣 ゆり組…すき…❤️💙