書きたいものがありすぎてどんどん新作を増やしてしまっている、、、
まあ書きたいんだからしょうがないよね☆
金ブロ
※お付き合いをしている2人が別れる場面(?)
地雷さんばいばい
br視点
大きな荷物を持って無言で隣を歩く彼に
半分待とうか?と声をかける
すると彼は
大丈夫
と一言いってまた無言になる
この無言の時間が僕の心をキュッと締める、
そして僕の我儘な気持ちが彼の手をとる。
彼は少し驚いた顔をしたがすぐに優しい目に戻りどうしたの?と聞いてくれる。
僕は最後ぐらい良いでしょ?笑といつものように明るく振る舞う
それは彼を安心させるための僕のちょっとした優しさなのかもしれない。
いや、違うな
それは多分、僕のこの気持ちに蓋をするための彼への最後のあらがいなのかもしれない
駅のホームに着き、彼を愛おしそうに眺めていると
別にここまで着いてこなくて良かったんだよ?w
お金かかっちゃうんだし、、、
と彼らしいことを言う。
でもこれは僕の望んだことだから
僕がここまで来たかったの〜と僕らしいことを言う
そっか、、、w
ぶるーくらしいやw
と、彼は笑いながら何処か遠い目で僕を見た
まるで最後の僕を堪能しているかのように
僕を忘れまいと目にしっかりと焼き付けているかように
そんな風に思ってしまうのはきっと僕が君をまだ離したくないからなんだろうなと勝手に結論を出す。
それからは電車が来るまで他愛もない話を沢山した
でも2人とも過去のことは口に出さない
まるで暗黙の了解のように
僕はたまに出そうになってしまう”離れたくない”という言葉を必死に飲み込んで彼と話を続ける
すると僕の我儘な心がまた悪さをして
この時間が続けばいいのに、と僕をまたきつく縛りつける
駅のアナウンスが流れ、寒そうに電車を待つ人々に電車がもうすぐ着くことを知らせる
でもそれは僕たちのこの時間を終わりにするという知らせでもあり僕を現実に引き戻した
すると彼も同じことを思ったみたいで悲しそうな目をする
ホームに電車が入り冷たい風が彼の頬を撫でる
彼は荷物を持ち、電車に乗ろうとする
これが最後のチャンス
これは彼を引き止める最後のチャンス
彼に手を伸ばした
でも僕は彼を今にでも抱きしめたいという思いを捨てて彼の背中に小さく呟く
じゃあね
すると彼の肩が少し跳ねる
まあ、いつもは”またね”だったし
でも僕らにはもう”また”はないから
彼は少し立ち止まってから
うん、じゃあね
と、背中を向けながら僕に呟く
それが合図かのように扉がしまり、僕と彼の間に壁ができる
僕は結局、彼を乗せた電車が見えなくなるまでそこに立っていた
少し前までは君が隣にいたその場所に。
僕は人気の無くなったホームのベンチに座りはぁ、と白い息を吐く
それと同時に僕の頬を水が流れた
走馬灯のように、だが鮮明に
彼と過ごした時間が思い出される
僕から告白した高校の屋上
初めて手を繋いだ帰り道
初めて彼を抱きしめたあのイルミネーション
初めて唇を重ねたときの君の体温
君から誘ってくれて初めて体を混えたあの夜
永遠の愛を誓ったあの日
そして、別れ話を切り出した今にも泣きそうな君の顔
全てが僕の中に鮮明に残っている
僕の何がいけなかったのか
僕の何が足りなかったのか
言ってくれれば良かったのに
君の為なら
君が望むことならば僕は何だってするよ
そう僕は誰にも届かないこの想いに言い訳をする
まだ君と話していたかった
もっと君を抱きしめたかった
もっと”好き”と言っておけばよかった
君が別れ話を切り出した時、”別れたくない”の一言を言える勇気を出していたら
結果は変わっていたのかも知れない
でも、今の僕に残された物は何もない
強いていうとすれば”後悔”だろうか
後悔を想うたびに僕の目から涙が溢れる
きっと僕は今、とても情けない顔をしているのだろう
神様、どうか今だけは
今、この時間だけは
僕の味方をしてくれませんか
誰もいない駅のホームが
孤独に苛まれている僕のようだった
駅を出ると雪が降っていた
イルミネーションの時も雪が降ってたっけな
頬に風が触れて僕の顔を赤く染める
それは僕の情けない顔を隠す為の神様からの慰めだろうか。
そんなことを思いながら僕は駅を後にする
この苦い後悔を噛み締めながら
僕は一歩、彼との思い出が詰まった
そしてその彼の姿が見えなくなった家へと
歩みを進めた
どうでしたか!
バッドエンドでしたね、、、
主こういうの大好きなんで、、、見逃してください!( ? )
いいね300超えたらknさん編出そうかなと思っています!
まあそうそう行かないと思うんで気長に作っときます
では次のお話でお会いしましょう!
また!
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