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総統と書記長との面会から数日後。rbrは、前線拠点よりさらに前へ出ていた。
「合同配置や」
zmが短く告げる。
「今回は、
第一前線部隊、第二前線部隊、
それと狙撃部隊が絡む」
rbrは小さく息を吸った。
前線の“顔”が揃う任務。
目立たないわけがない。
瓦礫地帯を見下ろす高所。
そこに先に陣取っていたのが、狙撃部隊だった。
「……来たか」
低い声。
迷彩越しに鋭い視線が向けられる。
「狙撃担当、shpや」
銃を構えたまま、shpはrbrを一瞥する。
「噂の市民権候補者ってやつ?」
探るような目。
「……rbrです」
「ふーん」
興味なさそうに視線を戻す。
「ここに来るってことは、
前に出る気はあるんやな」
敵意でも好意でもない。
純粋な評価待ちの空気だった。
少し遅れて、前線部隊が合流する。
「おー、集まっとるなぁ」
軽い調子で現れたのが、第一前線部隊のko。
「前線合同?
面倒やけど、嫌いじゃないわ」
続いて、無言気味に立つもう一人。
「第二前線部隊、shoやよろしくな」
名乗るその視線は、鋭くrbrを捉えていた。
「A国出身さん」
shoは、事実だけを口にする。
一瞬、空気が張る。
koが肩をすくめた。
「まあまあ。
ここは戦場やし?」
「使えるかどうか、それだけやろ」
その言葉に、shpが小さく笑う。
「せやな。
前線も狙撃も、
無駄な駒はいらん」
作戦は、敵前線の索敵と牽制。
狙撃部隊が上から抑え、
第一・第二前線が地上を制する。
rbrは、両前線の中間配置だった。
「……敵、右寄りに偏ってます」
rbrの報告に、shoが即反応する。
「第二、左に展開」
koもすぐに続く。
「第一、圧かけるで!」
shpの声が通信に入る。
「確認。
……一人、動いた」
乾いた音。
敵が倒れる。
「無駄弾なし。
助かるわ」
koが軽く言う。
rbrは、即座に次の動線を示した。
「このまま押すと、
後方から来ます」
「根拠はあるんか?」
shoが問う。
「……A国の配置癖です」
一瞬の沈黙。
「採用する」
shoは即断した。
作戦終了後。
被害は最小限。
高所から降りてきたshpが、rbrを見下ろす。
「悪くはないな」
それは、狙撃手としての最大級の評価だった。
koが笑う。
「ほらな。
使える言うたやろ?」
shoは短く言う。
「次も、同じ配置でいいわ 上手いし」
その一言が、
rbrを“外様”ではなく
戦力として認めた証だった。
遠くで、zmがその様子を見ていた。
「……繋がり始めたな」
前線と狙撃。
別々だった線が、rbrを中心に交差していく。
それは偶然ではない。
――国が、そう配置している。
rbrは、静かに装備を握り直した。
市民権候補者。
A国生まれ。
それでも今は、
この前線で、確かに必要とされていた。
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書くことなくねうぉううぉ
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