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らっだぁ









『もー!!聞いてよらだお!!』

「なに、また振られたの?」

『その通り!!しかもなんで振られたのかもわかんないの!』


災難だったねぇ、なんて言いながら私の頭を優しく撫でるのは幼馴染の猿山らだお。高校3年生だ。ついでに言うと、私は高校2年生。らだおと幼稚園も、小学校も、中学校も、まさかの高校までも同じの人間である。絶賛、4人目の彼氏に振られて傷心中。毎度の如く、らだおの家に入り浸り愚痴りまくっている。


『なんか急にさー、“ごめん、俺と別れてほしい”って言われて…』

「ふーん」

『何回目だ!これで4回目だよ!!ふざけんな!』

「そういうとこじゃない?」


…まあ、図星っちゃ図星だ。私は女の割には口が悪いし、ズボラだしで女らしいところがない。あるとすれば、料理が多少できるくらい。


『4回目だけど慣れない!しんどい!』

「頑張ったね〜ナマエ。えらいえらい」

『もう私にはらだおしかいないんだ!!』

「大袈裟だわそれは」


くは、笑うらだお。

腹が立ったのでみぞおちに1発入れてやった。多分、こういうところも私が振られる理由に入るんだろう。…理由なんて、1回も聞いたことないし、本当に予想でしかないけどね。


「んー……あ。ねえ、」

『なにー?』


らだおがなにか思いついたようで、こういうのはどーお?と人差し指を立てる。


「俺と付き合う!」

『え』

「だめ?」

『え、あー…』

「結構いい案だと思ったんだけどな〜」


やっぱだめすか、と言って、私を愛おしそうに見つめるらだお。

なに、なんだそれは。色っぽい。ていうか、私の事好きなの?でも好きとは言ってないか…いやでもやっぱり、そういうこと言うってことはさ、そーゆー…こと、じゃん。多分。


『らだおってさぁ…』

「ん?」


たらし?


そう聞こうとしたけれど、こちらを見つめる目があまりにも甘くて、言葉が詰まる。


『えと、ううん、やっぱりなにもない。』

「そ?」

『返事、は…考えさせてもらってもいい?』

「モチのロン!」

『ありがと。今日はちょっと、帰るね』

「ん、またねーん。気を付けなよ」


家が隣なのに心配してくれるらだおは普通に良い幼馴染で、もうさっきの甘い目はどこかへ消え去っていた。


『お邪魔しました』

「じゃーね〜」





…ふふ。かわいーなあ。


俺が毎回別れさせてるのに、気付いてないなんて。

それに俺が告ったときも、困惑してる表情かわいかったぁ…!


だいじょーぶ、ナマエのことはおれがずぅっとまもるからね♡










あなたと一生をともに

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