目が覚めるとそこは、ベットの上だった。ベットなんていつぶりだろう。そんなことを考えていると、ある異変に気がついた。
「天井がある。」当たり前だったことなので、気づくまでに時間がかかったが、これはおかしい。
「目が覚めたね。」優しい声が聞こえた。この声を聞くと安心するな。
「ここは何処だ?何で天井が?」
「ここは、地下施設らしい。ここら辺は津波が多いからこうやって、水を貯めるための地下があるんだってさ。」
「だってさと言うことは、事は誰かがいたのか?」
「いたよ。」
「マジか?どんな人?」
「君を殴った人さ」あまりのパワーワードに頭が混乱しながらも、理解した。俺殴られたじゃん。
「そいつつれてこい。俺が一発殴ってやるよ。」
「シカリアスと間違えたんだとさ。生きてる人がいるとは思わなかったらしい。」
「迷惑な話だぜ。」
「ところで、ケントは何で僕だったり、俺だったり、第一人称がコロコロ変わるの?」
「それ、聞いちゃう?」
「ダメだったか?」
「いや良いよ。長くなるけどね。」
「時間はたっぷりあるさ。聞かせてくれ。」
「良いだろう。あの日、俺に起きたことをすべて。」
そういい、僕は語り始める。だがそれは思わぬ方向で、僕達を危険にさらすことになる。
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