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「あはははっ!」
「バッカみたい!」
私はたった今、同級生の凜人に告られた。
というか厳密に言ったら 嘘コク だった
別に仲がいいだけで好きでもなんでもない。
けれど どこかで好きという感情があったのかもしれない。
「今真に受けた?笑 嘘だよ、嘘」
凜人と仲良くしているだけで、
クラスの人気者の沙那にいじめられている。
ほんとこの世界って理不尽
恋でもなんでもないただの友達なのに仲間はずれにされ 物は隠され 挙句の果て嘘コクって…
今すぐにでもぶん殴りそうだわ。
でも、多分好きだったのかもしれない
凜人はただの友達。小学生の時に出会って高校生の今、再会した俗に言う幼なじみ。
卒業以来…4年ぶりだったしお互いぎこちない会話で終わり昔のように楽しい話ができなかった
けれどその裏には “恋” が隠されていたのかもしれない…
その1年後。それが今。
彼といじめっ子たちの協力で恥をかいた。
心の奥底でときめいてしまった自分がいるし何も言えなくて悔しいけれど、ここで反論しても無駄。だってあいつらは永遠に私をいじめるのだから──。