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人間の前に、パピルスが立ちはだかる。
人間はケツイを持った顔で、 手に持っていた玩具のナイフを…
投げ捨てた。
そして高らかに宣言する。
フ「私は、パピルスが、モンスターが好きだから絶対に勝つ!」
そう言って、パピルスに突っ込んで行った。何をする気かは分からないが、
パピルスも近付かれたダメだと思ったのだろう。即座に骨を出した。
だか、数本の骨を人間は容易く避け、再びパピルスに向かい突き進む。
パ「なるほど、戦うつもりは無いんだな…」
パ「では、オレ様の有名な「あおいこうげき」を喰らえ!」
瞬間、無数に飛んでくる青い骨。
流石に避けきれる量でも無く、人間は指示通り立ち止まる。
そして、次の瞬間。
ピン!
そんな音と共に、ケツイが入っておらず、ふちだけがあるソウルが青くなった。
そして、青くなったソウルに向かい飛んできた骨を人間が…!!!
いとも容易く避けた、優しさがあるとしたら、避け方がジャンプだった事だろうか。
フ「これ…なにか効果あるの?」
そう、相手の重力を下に固定する青いソウルだが、
パ「フッフッフ聞いて驚け!そのソウルになると…」
そこでパピルスは気づいた、
そう、いつもと違い、今回人間はソウルを上に飛ばしたりしない100%身体能力頼りの回避方法な為、青いソウルは全くの無駄骨という事なのだ。
そこから数秒、パピルスが思考停止し、空白の空間が生まれたが、パピルスが、気を持ち直し、戦いが改めて再開された。
そこから数分…
パ「ニンゲン…貴様の気持ちは充分なほどに伝わった…」
パ「貴様のオレ様に対する想い…」
パ「貴様は俺様の事が好きだったんだなッ!」
フ「……」
フ「へ?」
………
なるほど、どうやらさっきの気合い入れをパピルスが告白だと勘違いしたみたいだ。
まぁ…
フ「う、うん!そうだよ!だからこそ、この勝負勝たせてもらうよ!」
これはこれで良いか。
そうしてパピルスが骨を出す。
地面から生え、人間の動きを止めんとする骨が人間を襲う。
人間もそれを、ジャンプし、横に躱し、パピルスに近付いて行く。
パ「貴様の気持ち、しかと受取ったぞ!その上で、このパピルス様が相手になってやろう!」
パ「もちろんデートもするぞ!貴様を捕まえた後でな!」
瞬間、パピルスが後ろに飛ぶ。
そうして生み出された骨は、人間に迫るにつれて長さを変えていき、回避を難しくしている。
しかし、そんな攻撃を前にしても人間は、ケツイを抱き続け走る。
フ「私は!みんなと!仲良くなりたい!!」
そう言って、被弾しながらもパピルスに突っ込む。
そんな戦闘の中、パピルスの顔が浮かないものになる。おそらく考えているのだろう。
この勝負に勝ち、人間を捕らえ、沢山のファンに囲まれたとしても…
貴様ほどオレ様を真っ直ぐ思ってくれるヤツはいるのだろうか…?
っと。
しかし、パピルスは頭を振り、人間を睨む。
パ「クッ!オレ様は何を考えているんだッ!貴様!さっさと降参しろ!」
それでも、人間は止まらない。
パピルスに攻撃され、止まりながら、後退しながらも、少しずつ前に突き進んで行っている。
そんな姿に心揺れるパピルスが、あの言葉を口にする。
パ「降参しないと…スペシャルこうげきを御見舞するぞ!」
スペシャルこうげき…
このセリフが出たということは、戦いが終わる。決着がつく。
パ「いいか!オレ様はもうすぐ、スペシャルこうげきを発動するからな!」
パ「もうすぐだ…もうすぐ、スペシャルこうげきが炸裂するぞッ!」
パ「これが最後の警告だ…この後スペシャルこうげきだからなッ!」
3度の警告に、人間も息を呑む、だが、その目に迷いはなく、パピルスの攻撃に構える。
そして、最後の攻撃を避けきり、スペシャルこうげきが炸裂する!
パ「喰らえ…!オレ様のスペシャルこうげき!」
ことは無かった。
一言で説明すると、イヌが齧ってしまっていた。まぁ、骨だし仕方ないな。
パ「うおおぁぁいッ!」
パ「それはオレ様のスペシャルこうげきではないかッ!」
パ「おいッ!そこのアホイヌ!」
パ「聞こえているのか?」
パ「そのホネを齧るんじゃないッ!」
パ「やめろッ!何をする気だッ!」
まぁ、イヌに言葉が通じる訳もなく、イヌは骨を咥えたままどこかに行ってしまった。
パ「オレ様のスペシャルこうげきを返せッ!」
そして、数秒間の沈黙。
パ「…」
だが、気を取り直したパピルスは、心を入れ替える。
パ「仕方ない。」
パ「こうなったらウルトラかっこいいフツーのこうげきをするしかないな。」
心を入れ替えたと言っても、スペシャルこうげきを使えなかった為か、元気があまりない。
パ「はぁ…ではいくぞ…何のヘンテツもない、つうじょうこうげき!」
そこから、パピルスの猛攻が始まった。
フ「へっ?思ったよりも数が多…クッ!避けきるよ!パピルス!!」
パピルスの通常攻撃と言うのは、いつもと同じ攻撃という意味ではなく、
持てる骨を全て使った、
フルパワーの一撃だ。
もちろん、弱いはずなんかなく、人間も本気で回避に専念している。
だが、パピルスの攻撃は止まること無く、ここからさらに激しくなる。