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5 - 第5話 ウォーターフェルの騎士

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2024年06月16日

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激しくなるパピルスのフツーのこうげき、

だが、人間も負けじと回避し続け、

そして、そして…

フ「嘘…こんなのどう避ければ…」

目の前に、ジャンプだけじゃ避けきれない量の骨が広がっていた。

パ「終わりだ人間ッ!オレ様の勝利だッ!」

目の前の絶望的な状況…

人間はこれに対してどう対処するのか…

本当の人間なら、この場面、すべき事は…

フ「戦いたくない…でも負けたくない…」

フ「私は…私は…!」

ケツイを抱いた人間は、思い切り、駆け出し、そして…

飛び跳ねた!!

フ「勝ちたァァい!!!」

そのジャンプは普通とは違う、常軌を逸したスピードで、宙を舞った。

そのまま、全ての骨を飛び越え、そして…

フ「パピルスゥゥウ!!!」

パ「ぬゎぁああ!?」

そうして…そうして……


パ「これでオレ様に勝てない事は分かっただろう…」

パ「ほら、ブルブル震えているではないか。」

あのジャンプの後、人間はそのまま、パピルスの腕の中に向かって飛び込んだ。

そして、パピルスはそれを見事にキャッチして、今に至る。

パ「では、ここで偉大なるパピルス様が、情けをかけてやろう!」

パ「ニンゲンよ、貴様を逃がしてやるぞッ!」

こうして、戦いは終わったのだった。


そっからは、まぁ、いつも通りだった。

パピルスが、アンダインに呆れられるとがっかりして、人間が慰めて友達になって、今はどうやらデート中らしい。

まぁ、この調子なら、人間を少しは信用しても大丈夫だろう。

オイラはこのままハッピーエンドを目指して頑張る。

そうしたら、全て上手く行くんだったら。 何もしない日々を少し変えちまうのもアリだと思うな。


サ「さてっ、そろそろ店を開く時間だ、オイラも移動するか。」


しばらくして、人間がやってきた。

なにか落ち込んでる気もするが、まぁ、問題ないだろう。

その後は、グリルビーズに行って、しばらく経った。

そろそろ、アンダインと人間が一度会っただろう。

さてっ、そろそろ本格的に、オイラも動くか。

そうして、オイラは歩き出す。

向かう先は、決まっている。

この世界じゃ、人間は1度も死んじゃいけない。

正確には、巻き戻せるオイラが、セーブポイントを触っていないんだ。

どうやら、不完全なケツイの吸収により、セーブとロードが使えても、セーブポイントまでは触れれないという感じだ。

まだ、アンダインと人間を戦わせる訳には行かない。

こういう時は、直談判するに限るな。

まぁ、通じる相手とは…思ってないがな。

そうして、辿り着いた。

アンダインの家に。

?「ん?お前は…」

声をかけられる。まぁ、ここに居るモンスターなんて1人しかいないな。

サ「よう、アンダイン、久しぶりだな。」

ア「なんだ、サンズか。お前から顔を見せるなんて初めてな気がするが、私に何か用なのか?」

さてっ、どう言われるか。

サ「あぁ、実は1つ相談があるんだ。」

ア「ほう?言ってみろ。」

サ「実は…」

そうして頼んでみた。人間を殺さないでくれと。

まぁ、結果は分かりきってたがな。

ア「それが、貴様の望みなのか?」

アンダインの言葉には殺意が込められており、拳は強く握られ、歯がギリギリと音を立てている。

地面が揺れ、大気が震えるのを感じる。

サ「気持ちは分かるが、理解して欲しいんだ。あの人間にオイラはちょっとした希望を抱いちまったんだ。」

オイラはウインクをしながらおちゃらけたように言った。

ア「貴様は、自分自身の身勝手な希望で我々モンスターの掟を破るのか?」

サ「お前さんも話してみるといい、それか、頭を冷やしたいなら、ランプに悩みを打ち明けるといいぜ。」

ア「ふざけるのもいい加減にしろ!私達モンスターが人間にされた事を忘れたのか!!」

サ「悲しい過去も、洗い流せそうな存在だから、オイラは賭けてみたいと思ったんだぜ。」

その時、アンダインの目の色が変わる。

ア「なるほど、話し合いでは解決しないらしいな。」

次の瞬間、アンダインの手元に青く光る槍が現れる。

ア「パピルスの兄だ、多少ヤツに影響されているか、ヤツが影響を受けてしまうような存在なのは予想していたが…」

ア「ここまでの能天気だったとはな。」

瞬間、アンダインが持っていた槍を構える。

ア「パピルスが悲しむだろう、死んでもらう必要は無いが、全てが終わるまで、眠っててもらおう。」

サ「勝つ話をするのはいいが、まずは当てることを考えた方がいいかもな。」

ア「ロイヤル・ガードをナメるなよ。」

サ「へへへ」

瞬間、足元が青く光る。

オイラはいつぞやの記憶を元に横っ跳びすると、そこから槍が突き上がる。

ア「貴様に私の技を見せた覚えは無いが?」

サ「殺意を持った敵が地面を青くしたら普通避けないか?」

ア「人間が来てるんだ、時間が無い。」

ア「すぐに眠ってもらうぞ。」

サ「身に沁みるぜ。」

そうして、オイラの時間稼ぎが始まった。

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