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第7話『ぷるぷる村(旧・韓流区)』
かつて「韓流区(ハンリュウく)」と呼ばれていたその町は、音楽、ドラマ、グルメ、あらゆる“カッコいい文化”を発信していた。
しかし第18回バトルロワイヤルで、敗北。
相手国の代表が持参していた手作りゼリーを大量に落としながらこう叫んだ。
「この村、ぷるぷる〜〜!!」
その瞬間、世界地図から「韓流区」の名は消え、
かわりに書かれたのは、「ぷるぷる村」。
…半年後、元・住民たちは、ゼリーの揺れに逆らうのをやめた。
そして言った。
「ぷるぷるするしかない。」
■登場人物(見た目とキャラ)
●キム・ゼリョン(21)
K-POPアイドル志望。全身ピンクとライムグリーンのツートンジャージ+ゼリー柄キャップ。
踊るたびに体がぷるっと揺れるのがチャームポイント。
「ぷるぷるは、感情です!」
●パク・ミチミ(33)
元・振付師。全身ゼリー素材(※公式配布衣装)でスーツスタイル。動くたびに「ぬちょ…」と音がする。
「リズムは粘度で決まるんだよォ〜!」
●チョン・フルン(44)
ぷるぷる村役場・ゼリー政策課長。ネクタイも靴もゼリーでできている。表情が常にうるんでいる。
「固める?いや…揺れよう。」
●ナム・ジュワ〜ン(16)
TikTok系ゼリーダンサー。レモンゼリーのフード、炭酸ゼリーのシューズ。片手には常にスプーン。
「世界をスプーン一杯のぷるで征服したいんスよ」
●ミン・ボボ(8)
自称「ゼリーの申し子」。全身カラフルゼリーで包まれており、歩くたびに光る。
「ぜんぶゼリーにしたいの!ママもパパも!月も!」
対戦相手:「スパイシー連合(旧・メキシコ南部)」
— 辛さこそ正義。全身タバスコ装備で、言葉も口調も唐辛子系。
🎯競技:
『ゼリーダンス・スリップバトル』
ゼリーの床の上で音楽に合わせて踊る
滑ったら減点。
「ぷる」のリズム感で魅せた方が勝ち
途中でゼリーに埋まった“ぷるぷるパネル”を踏むと加点!
●開幕!
音楽が鳴ると同時に、ゼリーでできたステージが「ぷるるん♪」と振動。
キム・ゼリョンが先陣を切り、全身ウェーブダンス。床が滑っても、逆に活かしてスピン!
ミチミは、音ハメぷるぷる。ゼリースーツがバウンドするたびに音が鳴るという新ギミック。
フルン課長は、目からゼリーを流しながら「官民一体ぷるムーブ」を展開。
→ 審査員たちがなぜか感動。
ジュワ〜ンは、パネルを次々踏み、スプーンでゼリーを飛ばして空中演出。
→ 審査員大ウケ。ゼリーで作られた星が飛ぶ。
ミン・ボボは、突然ステージに寝転び「床と会話する」ゼリーメディテーション。
→ 意味不明なのに圧倒的にかわいい。
対するスパイシー連合は、ダンス途中にソースをまき散らしてしまい、ステージが焦げる寸前に。
観客からは「辛すぎるー!」の声多数。
最終結果:
ぷるぷる村:10.0点(芸術点満点)
スパイシー連合:4.1点(辛さで床破壊)
ラストにキム・ゼリョンがマイクを持って叫ぶ。
「ぷるぷるがダサいって誰が決めた!?
私たちのリズムは、世界を揺らすッ!!」
観客:
「ぷるぷるー!!!」
「かわいいー!!」
「ゼリー食いたくなったー!!」
✅次回予告タイトル:
第8話『ナシゴレン星(旧・ジャカルタ)』
→ ごはんが止まらない!全員フライパンを振りながら戦う“屋台バトル”勃発!