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ある日の昼下がり。 皇太子夫妻と三人の子供たちは、お忍びで銀座にある小さな中華料理屋へとやってきていた。 ここは中国系の店主一人で経営しており、その道筋からか日本の学生客が多いらしい。だが今回は、そんな事情など関係ないとばかりに、店内には老若男女問わず沢山の客が訪れている。 persona3 - a’s04-01「knight in distrescue」 - ンは突然訪れた衝撃的な出会いをもたらす - ツン * * * * * 「うおっまぶしっ」「…?どうしたの?」「いや、何か今すごい眩しいものを見た気がしてな…。」 「あ、そう…? まあいいや。とりあえず座りなよ。ここなら、あのテーブルが一番空いてるからさ。」「ああ悪い。……って待てよ!?お前いまなんて言った!?」 「いいから座ってってば! 早くしないとお店の人に怒られちゃうだろー!」「わ、わかったから引っ張らないでくれぇ~」 (謎の光に包まれていく店内) personance - a’s05-02「like a burst(後編)」 - ハーメルジカ - ンッ ~side.???・???~ そこは暗くて冷たい場所だった。冷たく暗い空間の中にポツンと一つ、白く輝いて見える球体が浮いている。まるで宇宙の中心に浮かんでいるかのような錯覚さえ覚える不思議な空間で、その白球体から発せられる無数の光の粒たちが辺りを照らしていた。 私はぼんやりとその光景を眺めていたが、少しするとその眩しさにも目が慣れ始め、同時に周囲の状況についてもようやく視認することができた。そこは、どうやら部屋のような場所であることがわかった。広さとしては学校の教室よりも狭いぐらいだろうか。部屋の四方には、私では用途がわからない幾つもの機材が置かれており、それはまさにこの部屋こそが私の作業場であり家でもあることを示していた。しかし、そんな部屋の中に私が求めていたものは存在していなかったのだ。なぜなら私はもう既にこの場所に来ていて、ここにあるもので全てを済ませてしまったからだ。 『何してるの?』 突然背後から声をかけられたことに驚きつつも振り返るとそこには小さな女の子が立っていた。 『あなたはだれですか?』『わたしはユイだよ』 『ここはどこなんですか?』『ここはわたしの心の中だよ』『頭の中に心の部屋があるってことですか?』『そうだよ!』