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Kottaro side -
「ゆうくんは、ちっちゃくて可愛いね」
「……は?」
何気なく言ったその一言だったが、
ゆうくんには地雷だったらしい。
大して怖くもない顔で睨みつけられた。
彼が行う威嚇は、俺らにとってはただの癒しだ。
「そんなふうに思ってたんだね、ふぅん。
まぁ僕らはグループいちの高身長と低身長ですからね。
そりゃあこったんからすれば、ゆうさんはちっちゃいよね」
そう頬を膨らませて、
そっぽを向いてしまう様子がまた愛らしい。
「そんな怒んないでよ〜。
褒め言葉だよ〜?」
と宥めると、
「ゆうさんはかっこいいって言われたいの!」
うわ〜っと言った感じでキレられてしまった(可愛い)。
◇
…なーんて。
懐かしい頃を思い出す。
俺の腕にすっぽりと収まる彼は、
眠そうにうとうとしていた。
ふと俺の頭に、同じことを言ってみたら
彼はどんな反応をするのかという好奇心が芽生える。
「ねぇねぇねぇ」
そう話しかけたが、
彼は返事はせず、こくりと頷くことしかしない。
まぁいいかと思い、
俺は彼の頭をさらりと撫でた。
「ゆうくんは、ちっちゃくて可愛いね♡」
ゆうくんは少し目を開けて、
俺の顔をじっと見つめる。
かと思えば、
「… ん、ありがと」
そうふにゃりと微笑んで、
そのまま静かに眠りについてしまった。
…んんんん、
なんだこの可愛いの。
見てください、皆さん。
うちの恋人がこんなにも可愛い。
そんなことを考えながら、
俺はゆうくんの額にそっとキスをした。