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昔から何事も簡単に出来るような体質だった。

唯一できないことは本当の自分をさらけ出せないこと。


自分は人形だから絶対に自分の意見を言ってはいけない。


それどころか親が求めている言葉を言わなかったら嫌なことを言われる。


そう育って来た私は本音なんか言える日は来ないだろう。


そう思いながら今日もレッスン室に行き名前も知らない人たちとダンスをする。


そして誰とも会話せずに家に帰る。


だけど今日は違った。


少し年上の男の子が私に喋りかけに来た。


確かこの人はSnowManの深澤辰哉と阿部亮平


snowmanって翻訳すると雪男だ、ダサって思って結構印象に残ってる。


💜「一緒に帰らない??」


「…」


💚「急に知らない人から喋りかけられたらびっくりするでしょ笑」


💜‪「俺深澤辰哉ね!もう名前知ってるから知らない人じゃないでしょ!」


なに子の変な子


初めて会ったタイプの人間だ。


この人どっかで…


「あ!!!」


💚「わぁ!びっくりした…」


💜‪「そんな大きな声出せたんだ笑」


あの時唯一私をちゃんと人として見てくれた人だ!!


💜‪「で一緒に帰る?3人で帰る?」


💚「どっちを選んでも一緒に帰ることになるね」


💜‪「とりやえず帰ろ」


自由だな〜


💚「あ、ちなみに俺は阿部亮平ね」


なんかこの人頭良さそう

いや、絶対いい。

頭いい人って喋り方がちょっと癖がある。

てか見た目が頭いい。

隣の深澤辰哉とかいう男が特にアホみたいな喋り方をするから余計に頭が良く見える。


💜‪「何考えてんの?」


「何も」


💜‪「嘘だね、俺分かっちゃうのよ、嘘ついてるかどうか」


「あなたの言う通り嘘をついていたとしてそれがあなたに言わないと行けない理由になる?」


だいたいの人間はこう言うことを言うと腹を立ててもう二度と関わろうとしてこない。


どうせ誰も愛してくれないんだから期待はしない。


私はずっと1人で生きていくって決めたんだから。


💚「これはふっかの負けだね笑」


💜‪「まさか言い返されるとは思わなかった」


💚「俺ふっかが負けてるの初めて見たかも」


💜‪「負けてねぇから笑」


 💚「まぁ誰かに話しを聞いて貰いたい時に相談出来るような人が近くに居なかったら俺らに話してくれて大丈夫だから」


💜‪「それと、あなたじゃなくてふっか」


💜‪「ふっかって呼んで」


💚「じゃあ俺は阿部ちゃんって良く呼ばれてるから阿部ちゃんで」


💚「俺らは𓏸𓏸って呼ぼっか」


💜‪「そうだな」


勝手に話を進められてる


その後も2人はずっと喋ってて2人は仲がいいんだと分かった。


そしてこの2人は信用してもいいと思えた。


なんて言うんだろ雰囲気?か何かがこの人たちは信頼していいと言ってる。ような気がした。


それに自分で言うのもあれだけど私は嘘が上手いから絶対にバレないと思ってた。

そんな嘘を見抜いたんだからこの人たちは只者では無い。


そんなことを考えて居ると家が見えた。


「家ついた」


💚「え?あ、ここ?」


💜‪「すげぇ、でっか!!!」

「ここに住んでんの??」


うるさい、なんでこんなにこの男はうるさいんだろうか。


この男の声が中まで響いていたんだろう。


玄関が開き、母が出てきた。


母「あら、こんにちは」


💚💜‪「こんにちは〜」


母「この子達は?」


「事務所の先輩でSnowManってグループに所属してる人達、家まで送って貰った」


母「あら、SnowMan!!Jrの中で1番ダンスが上手いってテレビに出てたわよね!」

「𓏸𓏸の母です、娘をお願いします」


始まった。

母はいつもこうだ。

相手が凄い人ならすぐに媚びを売る。

そしてだいたいみんな母に騙されて母に利益のあることばかりする。

やっぱりこの2人も所詮人間、母に目をつけられたらもう逃げられないし、今までの男たちみたいに母に高級なものばかりプレゼントして体の関係になるんだろう。


💜‪「お母さん綺麗ですね〜」

「てっきりお姉さんかと」


💚「本当にお若いですね」


母「あらお世辞が上手なこと」


母「ごめんなさいね、これから夕食で」


💚「こちらこそ夕食前にすみません」


母「良かったら今度食べにおいでね」


💜‪「はい!」


2人の姿が見えなくなった時母が私の耳元に顔を近づけた。


母「あの2人とは仲良くするのよ」

「滝沢くんのお気に入りなんだから絶対に仲良くしなさい」


「はい…」






💜‪「あの親なんか胡散臭いよね〜」


💚「そう?」


💜‪「俺なんか勘で分かっちゃうのよ」

「あの人はやばいって」

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