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「あまりにも衝撃的な展開だったので、作者もこれが最後(最終回)だと思ってしまうほどの熱量で書きました。でも、セレンの旅はまだ終わりません(予定:6月末)」
カレンが亡くなった。私の世界の半分が消えてしまったような喪失感の中、私は吸い寄せられるようにアイラのいる街へ向かっていた。

アイラの家の扉を、力なく叩く。

扉が開いた瞬間、私はアイラにすがりついて泣き叫んだ。

セレン「カレンが……っ、カレンがいないの、アイラ……!」

アイラは何も聞かず、ただ壊れ物を扱うように優しく、私を抱きしめてくれた。その体温が、凍りついた私の心を少しだけ溶かしてくれた。

​そんな休息も束の間、村に悲鳴が響く。

男性「魔女様!娘が、雪山で行方不明なんです!」

アイラが鋭い表情で立ち上がる。

アイラ「分かったわ。セレン、仕事よ。……行ける?」

私は涙を拭い、短く頷いた。

​雪山は、冷酷なまでに白かった。

アイラが少女を見つけ、駆けつけた父親に引き渡したその時――。

セレン「っ、逃げて!!」

私の叫びは、轟音にかき消された。大規模な雪崩がアイラを飲み込んでいく。

セレン「アイラ! 嘘でしょ、アイラ!!」

私は狂ったように雪を掘った。爪が剥がれ、指先が血だらけになっても気付かなかった。

(カレンだけじゃなくて、アイラまで連れて行くつもり!? お願い、神様、これ以上私から奪わないで……!)

私は必死に雪をどかし続けた。

​日が沈み、視界が夜に染まり始めた頃。

アイラ「こ、こ……ここだよ……」

雪の中から、震える声が聞こえた。

セレン「アイラ!!」

私は冷たくなったアイラを抱きしめた。生きていた。まだ、彼女の鼓動が聞こえる。

私は、気絶したアイラをアイラの家へ運びベットに寝かせた。

​宿に戻り、暖炉に火を灯した。

二つのマグカップに、今は亡き、私の彼氏シオンにが大好きだった甘いココアを注ぐ。

​静かになった室内。私は枕元にココアを置き、ふぅと息を吐く。

​窓の外の夜空を見上げる。一番明るく光る星が、カレンの瞳のように見えた。

(……カレン。私、もう少し頑張ってみるね。あんたがそこにいてくれるなら)

私はもう一度前を向いて、この物語の続きを歩いていこうと決めた。


セレンの旅〜大切な友達〜

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