TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する



ソマリア沖にいると言う、俊太からの衛星通信の映像は時々ブレるけど、無精髭を生やしている彼の顔がハッキリ見えた



あたしは彼が話し出すまで黙っていた、彼の両親に会いに行ったことを怒っているかなと思ったけれど、彼はとても優しい口調だった



すかさずあたしは傷ついて泣き出したフリをした



「悪かった、君を傷つけるつもりはなかった」



と謝ってくれた、あたしもスマホを除いてゴメンと謝った、だけどラインもインスタもブロックするのは酷いと言った。彼は両親に言われて無理に優しくしているのかもしれないとフト考えた



「あなたがまだ戸惑っているのはわかるけれど、でもきっといい父親になるわ」



あたしは言った



「本当に妊娠してるのか?」



パソコン画面の向こうから衛星通信越しに俊太がじっと見つめて来る



「 君がその子を産むと決めたことも尊重する」


「結婚してくれなんて言ってるんじゃないのよ?」



「わかってるよ・・・親父達と話した、君のその立派な母親としての意気込みは充分に理解した・・・なんていうか・・・ショックだったよ赤ん坊が出来てるなんて・・・」



「そうみたいね」




あたしは苦々しげに笑う




「本当に俺の子なのか? 」



あたしは思わせぶりな目線を送った



「まぁ・・・もちろんよ・・・あんなに愛し合ったのをあなた忘れたの?あなたったら多い日は一晩で五回も私の中に・・・」




彼が頬を染めたのがハッキリと見えた




「覚えてるよ・・・」




「あなたは何も心配しなくていいのよ、あたしは一人でこの子を育てるつもりだから、でも、もし少しでも父親として関わりたいのなら・・・あなたにはその権利があると思ったの、だって、あなたにはこの世に血の分けた我が子が存在するのに、父親であることをあたしが隠していたら、それって酷いことでしょう?少なくとも私があなたの立場ならそう思うわ」



「・・・それは・・・たしかにそうだな・・・黙ってられたら・・・」



彼は険しい顔で頷いた・・・




沈黙が続く



ママ友の子供を私は誘拐する【第4回テノコン・ショートドラマ特別賞】

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚