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▋異常を確認、異常を確認、タイトルにて第三者による干渉を確認、早急な対応▋▋▋を▋▋▋▋▋▋
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「…さて。」
「早くレイラーって人を見つけないとなぁ。」
レイマリは相変わらず、同じような景色の続く街を歩いていた。
「…」
街灯は一部がえぐれて機能していない。そしてあまりに暗くて、無機質だ。
道に少しばかり生える草を踏みつけた。
目を閉じる。
何かが、風を切った。
レイマリは違和感を覚えて振り返る。
_それは、長い白髪の女性であった。
リュックを背負い、ふら、ふらと歩いている。
「…」
レイマリにはどうも不自然に思えた。
誰かに構おうとする訳でもなく、遠くへ向かっていた。
「…ま、待って!」
レイマリは女性を止めようと手を伸ばした。
だが、その手は空気を漂い、なにも、掴めなかった。
_女性は、ただ遠くへ行くのみであった。
その足取りは_どこかへ行こうとするわけでもなく、ただなにかに、導かれるような_怪しさがあった。
止めようと、足を進めようとした。
_だが、止めてはいけないような_
止めたとて無駄なような_
…そんな気がした。
「…そんな…」
レイマリは、悲しさを覚えた。
「…」
___
…もういいのだ。
…意味は、失ったから。
(カッターは持った)
(これで腕を切って、全部終わらせて)
(…私は…)
この先に何があるだろう?
天国か?地獄か?
_それとも…
(…いや、もう…)
あてもなく歩いていると、ガードレールがボロボロになり、誰も立ち寄ろうとしない道に立っていた。
どさり、と力が抜けたかのように座り込んだ。
そこにはだれもいない、レイラーただ一人が、惨めなまま星空を見やっている。
悲しくてたまらないというのに、もう何も感じたくなくて。
_だから、もう消えれば楽だと、そう思った。
今一番、幸せになれる方法なのだと、そう思った。
「…」
こんなにも悲しい目をしているというのに、どうして?
どうしてタヒが怖い?わからない、分からない…。
▋Wenn du gl▋▋▋▋▋ wer▋▋▋n willst, dann entschei█▋∡〚〛 di▋▋▋▋▋”für den Tod.
Wenn du glücklihhhgg werden willst, dann entscggggggd dich doch ██für den ▋▋▋
█delete
「……………」
「…あ、あれ…」
「…私…どうして…」
突然だった。
涙が止まらなくなり、切ろうとした腕がゆっくりと重力に従った。
ふら、ふら、ふらとレイラーは立ち上がった。
だが、感情が追いつかなくなったのか、何かが壊れ、ヤケになってこの場所から飛び降りようとした。
…もう嫌だ、誰か殺してくれ。
レイラーは強く願って、その身体をガードレールへ身を投げ出した。
重力は真っ逆さまになって、ただ自分の髪が揺れているような、そんな感覚が…少しだけした。
真っ逆さまだ、もうこれで遠くへ、誰の声も届かない場所へ行ける。
レイラーはそう思い、ゆっくりと目を瞑った。
_刹那。
「待って!!!」
そう叫ぶ誰かの声が聞こえ、誰かに抱きつかれるような感覚を覚えた。
こちらを捕らえるかのごとく共に落ちてくる誰かがいた。
「…だ、誰…」
レイラーは掠れ声で言った、もう落ちていると言うのに、どうしてこんなことをするのか分からなかった。
「…何考えてんの!!?馬鹿!!」
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______
すすり泣く声で気がついた。
_抱きついてきたのは、八幡宮だった。
_どうして?
_レイラーにはまるで分からなかった。
自分が下になるようにして、助けようとしているのが_レイラーには、わからなかった。
八幡宮は怒気のこもった声で言った。
「…私がタヒぬのはいいよ!!!」
「私は何度もタヒんだ!!タヒんだよ!!」
「…でも、でも…!!」
「レイラーさんが…!!タヒぬのだけは…駄目だよ……!!」
月明かりが2人を静かにたたえ、ゆっくりと闇に消えていく。
棘に向かい落ちる。
闇に飲み込まれる、落ちて落ちて、どこかも分からない場所へと、どんどん向かっていく。
下にあるであろう枝が、刃物のようにこちらへ向かって牙を剥く。
痛みが走った。
_だが、止まろうとする理由なんてなかった。
衝撃が、一気にこちらへ来た。
視界が途端に白くなって、どこかも分からない場所に飛ばされたような気持ち悪さを覚えた。
痛みが全身を覆い、八幡宮は気がつく。
大量の枝が八幡宮の全身を貫いた。
そして、そのまま2人は倒れ伏した。
___
八幡宮はゆっくりと目を瞑る。
「…勝手にタヒのう…と、しないで…」
こんなにも必死な八幡宮をレイラーは初めて見たのだ。
驚いた顔で、終始八幡宮を見つめていた。
「…なに、してるの…?」
レイラーはやっと言葉を発した。
そして、辺りを見渡すと、恐怖に慄いた。
闇の中で、2人の小さな呼吸と、木々が風に揺れる音だけが響く。
呼吸は、正直異質だと言えるのかもしれない。
_彼女はタヒんでなどいない
_いや、当たり前だ。
彼女にはリィン・システムがある。
取ってもいないくせに、タヒねるはずがない。
「…八幡宮、さん…ご、ごめんなさ…」
レイラーは謝ろうとするが、八幡宮がそれを、枝に貫かれたまま静止した。
「謝るんなら…これどうにかしてよ…」
_その時レイラーは、八幡宮が今痛みにもがいているのだと、やっと気がついた。
「…はっ、す、すぐやる!!」
腹を貫いていた枝を取ると、ほんの一瞬どくどくと血が流れるが、それもすぐに再構築され、元の状態に戻る。
次は腕と足を抜いた。
八幡宮は痛みにもがくような顔を終始していたが、けして声を上げることはなかった。
(…銃でタヒんだ時よりはしんどいなぁ。)
(…銃は一瞬で終われるのに、これは…)
ようやく八幡宮に刺さっていた枝が取れると、瞬く間に身体は元の形へと戻っていった。
_こんなものには慣れきっていた。
_もう何度もこうしてきたから。
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