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(聖女の騎士として、守ってくれる、か――……)
サフィヤの部屋をあとにしたわたしは、ひとり、あたたかい気持ちを抱えて自分の部屋に向かって廊下を歩いていた。
サフィヤも、そしてレインも、わたしなんかのそばについていてもらうには、すばらしくてもったいないほどできた人たちだ。
(だから、わたしは……)
あのふたりに守ってもらうに値する立派な『聖女』でいなければいけないんだ。
もう何度も自分に言い聞かせてきたことを、さきほどサフィヤの言葉を直接聞いたからか再認識する思いだった。
――よし、もっともっとがんばろう!
そうひとりで気合いを入れ直して、自分にあてがわれた部屋の扉を開けると――卓上に置かれた花形のランプが室内を橙色に照らしている、あたたかな内装の客室がわたしを出迎えてくれた。
部屋の真ん中には草花を模した彫刻のあるテーブルと椅子が置かれていて、壁際にある天蓋つきのベッドには**************
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