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番外編31 『姉妹喧嘩勃発!?』後編
夜――。庭。
『……。』
『こんな夜に寒い中何してんすか。』
『あ、アモン…別に…。』
『さっき謝ろうとしたんすよね。主様は。』
『……そうよ。言い過ぎたこと謝らないと。百合菜は私にとってかけがえのない妹よ。姉としてずっと傍で守ってきた…だから…私から明日謝るわ。』
『応援してるっすよ。』
俺は主様の頭を撫でる。
『ありがとう、アモン。』
庭から少し離れた所。
『主様、聞いてましたよね。』
『うん。私も明日…お姉ちゃんに謝る。』
夜眠れなくて屋敷の廊下を歩いてたら見回り中のナックに誘われて庭に来た。
夜明け前。4時――。
ウーウー
『!?この音は……っ!』
ガバッと私は起き上がる。
『天使の警報…っ!』
私は羽織をかけ部屋を出る。
『主様!』
『ハウレス!急いで食堂へ!』
『主様、こんな夜明け前に申し訳ございません。』
『いいのよ。天使は空気を読まないもの。急いで街に向かいましょう。屋敷には百合菜の担当執事が残って百合菜のことお願いね。 』
『かしこまりました。』
『ベリアン、貴方に先導を任せるわ。』
『かしこまりました。』
私達は急いで街に向かう。
エスポワール
『朝だから人がいないと思ったけど…。朝から散歩する人がいるとはね。呑気なものだよね。ふふっ。』
『知能天使……っ。セラフィム…!』
『おやおや、主様。相変わらず美しいね。その瞳。』
『主様、悪魔の力の解放をお願いします。』
『えぇ。…来たれ。闇の盟友よ。我は汝を召喚する。ここに、悪魔との契約により、執事の力を解放せよ。』
『主様、私から離れてはいけませんよ。』
『えぇ。ありがとう。でもいざと言う時は…。』
私はぎゅっと握りしめる。
と、その時――。
『お姉ちゃん!』
『!百合菜…!?』
(どうしてここに!)
『申し訳ございません、主様。百合菜様が主様を追いかけたいと…。』
『クスッ。執事の相手をするより主様と話した方が楽しそうだからこっちにしよ。ねぇ、主様のお姉様の方…。この子を消したら貴方はその美しい顔をどんな歪んだ顔を見せてくれるの?』
セラフィムは百合菜に向かって飛ぶ。
『『主様!!』』
執事達がいっせいに叫ぶ。
『っー!!』
私は目を閉じる。
ザクッ!!
『……へぇ。やるね。』
私は持っていた剣でセラフィムの羽を突き刺す。
『妹には……百合菜には指一本触れさせないわ。この子は私の大切な妹よ。穢すことさえ許されない。』
『お姉ちゃん……っ。』
『今回はここまでにしようかな。美しいその顔が絶望に染まる瞬間を楽しみにしてるよ。主様♡♡』
セラフィム空の上へとは消えていった。
デビルズパレスにて
『百合菜大丈夫?なんともない?』
『うん、お姉ちゃんが守ってくれたから。』
『やっといつもの過保護な主様だな。』
『お姉ちゃん……ごめんね。ケーキのこと…。』
『いいのよ。私も言いすぎたし……。朝もまだ早いから二度寝しましょ。それでお三時にロノにガトーショコラ作ってもらいましょ?』
『うん!楽しみにしてる!』
『じゃあまた後でねみんな、みんなも休んでね。』
『ありがとうございます。主様。』
『いつもの2人だな。』
『えぇ。あの二人はいつも仲良しでいて欲しいですからね。』
次回
番外編32 『主様がナンパされてたら』前編