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凛道桜嵐 新
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がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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緑さんに千歳と錦くんの遊びの予定を伝えたら、こう返ってきた。
「ありがとうございます。監視要員にうちの人間を何人か揃えましたんで、とりあえず行く先々に置きますね」
なんか大事になっている!
「いや、待ってください、錦くんは何も悪いことしてないですし、千歳も一度こういう事知っておいたほうがいいと思うので、基本見守るだけにしてあげてください」
俺は、錦くんの気持ちは千歳にとって予防注射になるかもしれない、ということを緑さんに伝えた。
「千歳は恋愛も性愛も全くピンときてないですけど、普通に恋愛対象にはされるんだよってことは理解してほしいんですよ。それで、千歳を性的な目的だけで見る人とか、悪いことに使いたい人とか、そういう人と比べたら錦くんはずいぶん安全なんです。ちゃんとした子だし、人を好きになるのは何も悪いことじゃないし、錦くんは千歳と親しくなってそれから気持ちを伝えようみたいな、しかるべき手順を踏んでるわけだし、相当安全なんです」
「言われてみたらそうですけども」
「なので、よっぽど無礼なこととか、性的な接触をしない限り見守る方針でお願いしたいです」
「じゃあ、私たちはなるべく見守るということでやりますね」
「お願いします、一応私も行きますので」
そういうことで、基本、俺たちは見守る方針になった。
コメント
1件
緑さんが「監視要員を揃えました」って即座にガチガチの体制を整えようとするのが、もう完全に組織の人間だな…と笑ってしまいました(笑)。でもそこを「基本見守るだけで」と優しく制する主人公のバランス感覚が好きです。錦くんを「安全」と評しつつ、千歳に恋愛対象として見られる経験そのものを予防注射に例える視点、すごく納得できました。見守る距離感の絶妙さが光る回でした。