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皐月side
それから俺らはポトスに向かった、梅宮たちは風鈴性を宥めるために残るから後で合流するとのこと。
皐月『おー!橘久しぶり〜!』
ことは「皐月!?あの、アタシ謝らなくちゃ…」
皐月『あー、良い、橘は悪気がなかったの知ってるし、俺が未練タラタラなのが悪い、橘は何も悪くないよ、だから、謝んないでよ』
ことは「……そう、なのね…、でもごめんなさい、私がデリケートな事言ったのは間違いないから…、謝らせて欲しい。」
皐月『…ははっ、気にしなくていいって言ってんのに、律儀だなあ、でも分かった、受け取っとくよ!』
蘇芳「2人に何かあったんですか?」
皐月『あー、まぁね!でも良いんだよ、俺が悪かっただけ!』
一年ズは気になってたようだがあまり離しくしたくない、遥や橘に言ったのも咄嗟だったし……。
俺は風鈴じゃないし、これ以上迷惑もかけたくない、俺が十亀と会ってなければややこしくなることも無かった……。
遥たちは奥側のテーブルに座り、笹木君も申し訳なく同じテーブルに座っている。
俺は話関係ないから取り敢えずカウンターに座っている。
それから梅宮たちが来て風鈴生と橘とで仲良く話している。
やっぱり俺場違いだろ…。
気付かれないようにコソコソ店を出ようとしたら…
梅宮「そんで、皐月はどこに行こうとしてんだ?」
皐月『え、別に…外の空気を吸おうと?』
梅宮「ずぅっと思ってたんだが…、皐月はボウフウリンと関わりたくなかったよな?何でだ?」
何故かって?
そりゃ決まってんだろ……!
皐月『もうチンピラホイホイ嫌なんだよ!外に出かければ風鈴と関わりあるから、とかで喧嘩ばっかり!俺は静かに生活したいんだッ!』
俺が話すと周りは静かになって……。
梅宮「そうか、俺らの配慮が無くてすまん、でも皐月は喧嘩強いし…ダメ元でまた言わせてもらう、風鈴に来ないか?」
風鈴、ボウフウリン、街を守るための高校生……。
俺に守れるのか?今更風鈴なんて無理だろ……。
喧嘩だってあまりしたくないのに…。
皐月『……、嫌、俺にボウフウリンは向いてない、俺は確かにこの町が好きだ、でもやれることは少ない、助けること出来ない…。』
梅宮はうーん、と考えながら…
梅宮「なら!俺ら町の人達や風鈴が傷付いた時手当してくんねぇ?皐月慣れてただろ?」
あー、痛いところ疲れたなぁ…。
皐月『うん、手当は何とかできるけど…。』
梅宮「なら頼んで良いか?俺ら手当下手なんだよ!」
皐月『いやいや!橘いるじゃん!!手当してもらえよ!』
橘「はぁ?飯も作ってあげて更に治療もしろっての!?アンタやれるならやってよ!!」
お、女の人、怖い……。
皐月『う、わ、分かったけど……その、サポートだけだぞ、風鈴には入らない…。』
梅宮「おう!今はそれだけでいい!後々猛アタックするからさッ!」
なぁお前ら!
柊「ま、そーだな、皐月がいれば俺らも安心出来るな」
楡井「そうですよ!皐月さん!俺は皐月さんが風鈴に居てくれたら凄く嬉しいです!!」
蘇芳「そうだねぇ、皐月さんが居てくれれば俺も安心です」
皐月『……、あー、もう分かった、前向きに検討する、でも宛にすんなよ、俺は自由が好きだから…、好きに生きたいし、縛られたくない、でも街を守るのは賛成だ…。』
桜「……それでいいんじゃねーの、皐月が風鈴に来たい時に来ればいい。俺はそれ以上望まねぇよ…。」
桜が大人になった!!
蘇芳「桜くん立派になったね!」
桜「はぁ!?俺は思ったこと言っただけだ!!」
梅宮「いいないいなぁ!お前ら成長してるみたいでお兄ちゃん嬉しいぞ!」