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「おーい!島が見えてきたぞ!」
赤髪海賊団の大頭シャンクスが意気揚々と船内にそう叫ぶ。
「全く…相変わらず元気だな、お頭は」
その声に呆れを表すベック。
「まぁ、今に始まった事じゃないわ。」
いつも通りの船内に少し笑みを浮かべるカイナ。
赤髪海賊団はいつも騒がしい。
その先頭に立つのはいつもシャンクスだ。
馬鹿騒ぎし、いつもベックやホンゴウなどを困らせる。
それがいつもの日常だ。
しばらくして港に着き、船を停める。
「散策してくるぞ!」
「あんまり遅くなるなよ!」
「あぁ!」
島に着くなりシャンクスは散策しに行ってしまった。
「私もちょっと島を見てこようかしら。」
カイナも島に散策に行こうとする。
「待て。俺も行く。」
ベックはすかさずカイナにそう言う。
「あら、良いの?」
「女1人にしておく訳にはいかないんでね。」
「ふふっ、お上手ね。」
「そりゃあどうも。」
そんな会話をしながら船を降り、2人は島を歩いた。
しばらく島を歩き回っていると、
崖の上に大きな城を見つけた。
「立派な城ね。」
「だが、だいぶ廃れているな。」
「多分、もう何年も誰も住んで居ないのね。」
そんな会話をしていると、
「あんた達、あの城に興味があるのかい?」
『!』
ふと前を見ると少し薄汚れた老人が立っていた。
「貴方は…?」
「ただの島の住人だ。 城に興味があるのならあの城に案内しよう。」
「……どうする、カイナ」
「…一応、ついて行きましょう。」
「では、お願いします。」
「うむ。」
老人は後ろを振り返り、歩き出した。
カイナとベックはその後ろをついて行った。
To be continue…