シーツの上で、佐久間が喉を震わせる。
「ん゛ん〜〜っ、んぇ…っぐぅゔ……っ」
奥を突くたびに、苦しそうに声を押し殺しているのがわかる。
目をぎゅっと閉じ、眉を寄せて、必死に耐えている。
(やっぱり……我慢してる)
俺はそんな佐久間をじっと見つめた。
普段はあんなに無邪気で、どんな時でもふざけたり、楽しそうに笑うのに——。
えっちのときだけ、急に甘えた声になるのがたまらなく可愛い。
佐久間はそれが恥ずかしいらしい。
だけど、阿部はもっと佐久間の素直な声が聞きたかった。
「声我慢するなら、やめるよ?」
耳元で囁くように言うと、佐久間がびくりと震えた。
「……っ、や、やだ……」
震えた声が、掠れて耳に届く。
俺が動きを止めると、佐久間は不安そうに潤んだ瞳で見上げた。
「……ちゃんと、声……出すから……」
こくりと小さく頷くその仕草が、あまりにも可愛くて、喉が鳴る。
「うん、いい子」
そう言って、ゆっくりと動きを再開すると——。
「ぁ……っ、あっ……んんっ、んぁ……」
先ほどまでとは違う、甘く切ない声が零れた。
猫のように、可愛く、いっぱい鳴く佐久間。
そんな姿を見て、満足げに微笑んだ。
「……最初から、こうやって鳴いてくれればいいのに」
囁くと、佐久間は耳まで赤くして、ぎゅっと俺の腕にしがみついた。
コメント
1件
可愛くって最高です🩷ᩚたまらん