テラーノベル
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奏舞と玄関でティナたちを待つ。その間にレヴィと合流した。
「レヴィごめん。今日は奏舞たちと帰らせて」
「わかった」
「愛楽は俺たちが責任もって送るから、アンタはさっさと帰れば〜?」
「ちょっと奏舞…! 」
いくら敵対視しているからってそんな言い方は酷すぎる。注意しようと思ったらにレヴィに耳を塞がれた。
「俺は愛楽と同じ部屋で寝ているよ」
「は?」
「君たちに俺を越せるわけがないんだよね」
「レヴィ?何話してたの?」
「男同士じゃないとできない話」
「まさかエロい話じゃないよね」
「それは違うよ。じゃあまた家で」
なんだかはぐらかされた。奏舞に聞こう。
「奏舞、レヴィと何話して…」
「あーちゃん、俺負けないから」
「え?うん」
「絶対に…絶対に!」
なんだかよくわからないけど燃えてる。煽るようなことをレヴィが言うとも思えない。勝手に奏舞が燃えてるだけなのか。
「愛楽ー!お待たせ〜」
そうこうしている間にティナたちが来た。私たちは一緒に歩き始める。
「どうだった?新しいクラス」
「3組の担任若いのいいなぁ」
「俺らのじいちゃん先生の方が何かと緩いことあるぞ」
「聞いてよみんな。あーちゃんが初日でやらかした」
「奏舞、それは別に…」
「なになに?」
「どうした」
なんでみんな人の不幸話を興味津々で聞くのかな。
「まぁ、かくかくしかじかでさー」
「ぶっ…wくくっ、それは…っww気の毒wっだっ…wwww」
「光平、笑うなら潔く笑って」
「でも、声かけるなんて愛楽成長してるじゃん」
「でしょ!?やっぱり空舞は着眼点が」
「でも怖がらせたことに変わりはないでしょ?」
「…それは、そう」
ティナから的確に言われて心苦しくなる。不本意だったとはいえ、これで不登校にでもなってもらったら困る。
「謝るか…」
「その方がいいね。変に噂広まったら大変だし」
「噂なんてこんなので広まる?」
「愛楽、油断しちゃいけないよ。中学生は噂が大好物なんだから」
「へぇ…?」
よくわからないけど、とにかく明日のミッションは謝る。それだけだ。
コメント
1件
んー、このエピソード、レヴィと奏舞の間に何かあったんですね…!「男同士じゃないとできない話」って言われてはぐらかされる感じ、読んでるこっちも「気になる!」ってなりました。奏舞が急に燃えてるのも面白くて、でもレヴィがそんなに煽るタイプじゃないって言われてみれば確かに…って。あと、愛楽が「謝るか」って自分で決断するところ、ちょっと成長感じました。ティナたちとの帰り道の雰囲気も、仲良しグループって感じが伝わってきてほっこりしますね。