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#聖女
桜井正宗@オートスキル1巻発売
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#異類婚姻譚
和泉
471
#えっち要素有
y𓂂𓏸 @🍓🫧
112
アトハ
153
473
((早く女子の水着姿をみたい!))
西暦二〇X二年八月一四日午前。
額に十字傷を刻まれた少年、出雲桃太と、彼の学友である焔学園二年一組の生徒たちは、胸中に高ぶる衝動を抑えるために、たわいもない話題に花を咲かせたり、川に向かって石を投げ、水切り遊びに興じていたりした。
「くない状の石を拾って、投げるときに回転させる。よしっ、一二回跳ねたぞ」
「やるじゃねえか。だがな出雲、円形の方が飛ぶんだよ。そら、一四回!」
「良いことを聞きました。やったあ、一五回」
「は、八回か。まだだっ、こうなった〝鬼の力〟で川面を凍らせてやるっ」
「「反則じゃないか!!」」
桃太もまた、モヒカンの雄々しい林魚旋斧や、天然パーマで短身痩躯のワイルドな少年、関中利雄、七三分けの長身少年、羅生正之らと、ドッタンバッタン大騒ぎしながら、水着に着替え終わった女子生徒の到着を待っていた。
「そういや、あの川で泳いでいる青や緑の魚って、熱で茹であがらないのかな……」
「言われてみれば、不思議だな。川には温泉のお湯が流れ込んでいるんだろう?」
「出雲サン、林魚サン。南米などに棲息するアロワナやピラニアといった熱帯魚は、水温三〇度くらいまでは泳げるらしいよ」
「関中の言う通り、あれらの魚もそういった熱に強い種なのかも知れないな。食べられるか、レスキューの葉桜さんに聞いてみるか」
そうやって会話に花を咲かせながらも、ソワソワと待ちかねていたのだが――。
「桃太おにーさん、お待たせサメー」
声をかけられて振り返り、桃太は銀髪碧眼の少女、建速紗雨に目を奪われた。
「きれい、だ」
「「………」」
桃太はかすれたような声で一言だけつぶやいて声が出ず、他の男子生徒達も息を飲んで言葉を失っていた。
「サメ? どうサメ、可愛いサメ?」
紗雨は見せつけるように軽くジャンプをする。
彼女が着ているのは、青と銀を基調とするワンピースタイプの水着だが、背中が大きく空いていて真珠のような肌が露わになっている。
紗雨本人も気にしているのか、同色の水泳用上着を羽織り、サメ型の浮き輪を手にしているものの……。
桃太は、普段は着ぐるみで見えない背中や長い足を見て、ドキンと心臓が高鳴った。
「もちろんだよ、紗雨ちゃん」
桃太はまるで宝物を抱き寄せるように、慎重に紗雨に手を伸ばしたが……。
心が弾むあまり、苔むした川底の石で足元がすべってバランスを崩して、力強く抱きしめてしまう。
「サメメメっ。やったサメエエ」
桃太の腕の中で紗雨は満面の笑みを浮かべて、快哉を叫んだ。
コメント
1件
紗雨ちゃんの水着姿、すごく綺麗でしたね……! 青と銀のワンピースに背中が開いたデザイン、そして何より普段着ぐるみで隠れてる部分が見えるっていうシチュエーションがもう、桃太くんがドキドキするのめちゃくちゃ分かります。最後に足を滑らせて抱きしめちゃうところ、紗雨ちゃんが「やったサメエエ」って大喜びなのが可愛くて、こっちまでほっこりしました🌷