〔 五条side 〕
紫乃 「 花奈を救うためなら、なんでもします。私にできることがあるのなら、 」
紫乃 「 これは私が貴方に伝えたい、最初で最後の呪いです。 」
禪院紫乃から僕に対する呪い。
なんでも…….ねぇ、
五条 「 わかった。花奈とよりを戻すよ、 」
紫乃 「 ほんと…….?! 」
五条 「 ほんと。まぁ元々そうする予定だったし、もし協力するのであれば早く花奈に会える。 」
紫乃 「 勿論協力します。花奈には恩があるので、 」
恩…….ね、
僕もそういう奴がいたな。
あぁ、そっか。
花奈に呪われた理由が少しわかったかもしれない。
彼奴に似てるんだ。
喋り方も、性格も全然違うけど雰囲気が凄く。
夏油傑という人間に。
五条 「 まさか、禪院家の人と意見が合うなんて思わなかったな。 」
紫乃 「 私もです。 」
五条 「 花奈のこと、これからもよろしくね。 」
紫乃 「 こちらこそ。 」