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一通の手紙が届いた。手紙の始まり方はこうだった。「敬愛なる友人へ。」奴にしては随分と真面目な始まり方だった。私はソファーに腰がけ、手紙を黙々と読み綴る。手紙の内容はこうだった。金に困った、金を貸してくれ。と言うふざけた内容だった。やはり奴は奴だった。怒りや呆れを感じた私は手紙の返事を無視した。明くる日、家の電話が鳴った。私は電話を受け取った。電話の向こうは何故か、警察であった。話を聞くと、奴は金を使い切り、女と心中を図ったらしく、奴は生き残ったらしい。私は呆れながらも、その足で病院に向かった。