テラーノベル
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ミステーが追放されたあとも、誰も席を立てなかった。
画面には、冷たい文字が表示されている。
残りの裏切り者:2名
「二人もいるのか……」
セイジが呆然とつぶやく。
「ということは、さっきミステーに投票した中に、裏切り者がいる可能性もある」
ルイが淡々と告げた。
「俺たち全員、怪しいってことだな」
カキが頭を抱える。
「じゃあ、次から誰を見ても疑わないといけないのか?」
「最初からそういうゲームだ」
マサカゲが答える。
「ただし、疑うことと決めつけることは違う。今回のように、根拠が薄いまま投票すれば、味方を失う」
「マサっち、正論が痛い……」
カキが肩を落とす。
そのとき、船内に警報が鳴り響いた。
ビーッ、ビーッ、ビーッ。
赤いランプが点滅する。
端末に新たな表示が現れた。
通信障害が発生しました。
通信室で障害を解除してください。
「また通信障害?」
リリカが不安そうに言う。
「同じ妨害を二度使うなんて、犯人も芸がないね」
セイジが冗談めかして言った。
「同じ妨害だからこそ、前回の事件と関連している可能性がある」
アオノは端末を確認しながら答えた。
「通信記録が再び消されるかもしれない」
「なら、全員で通信室へ行く」
マサカゲが指示を出す。
「まとまって行動する。誰も勝手に離れるな」
一行は通信室へ向かって走り出した。
しかし、中央管理室を出たところで、扉が突然閉まった。
「ちょっと待て!」
カキが扉を叩く。
向こう側にいるのは、アオノ、リリカ、セイジ。
こちら側には、K-T、メバル、カキ、マサカゲ、レオン、ルイ。
「閉じ込められた?」
メバルが扉に近づく。
「認証装置が反応しない」
K-Tが端末を確認した。
「誰かが扉の権限を書き換えた」
「誰かって、まさかこの中に?」
カキが一歩下がる。
「落ち着け」
K-Takasaka
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#スクラッチャーズ
#K-T
K-Takasaka
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K-Takasaka
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マサカゲが言った。
「扉の向こうにいる三人が犯人とは限らない。こちら側にも操作できる人物はいる」
「俺は何もしてないぞ!」
「まだ誰もお前を疑っていない」
「疑われる前に否定しておくのは大事だろ!」
「それが怪しいと言っている」
カキは黙った。
「今のは、ちょっと納得できる……」
「納得するな」
扉の向こうで、アオノが端末を操作していた。
「内部からは解除できない。中央管理室側の認証が必要だ」
「ノアの事件と同じだな」
ルイが周囲を見回す。
「扉を閉め、記録を消し、誰かを孤立させる。犯人は私たちの動きを分断しようとしている」
「犯人の目的は何?」
レオンが尋ねる。
「次の殺害だ」
その言葉が落ちた瞬間、通信室の照明が消えた。
「リリカ?」
セイジの声が響く。
「ここにいるよ!」
「アオノは?」
「僕もいる。セイジも隣だ」
暗闇の中で、何かが倒れる音がした。
ガシャーン!
「今の音は何!?」
メバルが叫ぶ。
「通信装置が倒れた」
扉の向こうからアオノの声が聞こえた。
「誰かが中に入った!」
K-Tが扉を叩く。
「アオノ、リリカ、セイジ! そこから離れろ!」
「離れようにも、暗くて動けない!」
セイジが叫ぶ。
やがて照明が戻った。
通信室の中には、アオノ、リリカ、セイジの三人が立っている。
しかし、壁際の端末が壊れていた。
そして、床には小さな黒い破片が落ちている。
「誰も倒れていない?」
メバルが確認する。
「全員無事だ」
アオノが答えた。
「だが、通信記録が消えている」
「またか」
マサカゲが険しい表情になる。
ルイが黒い破片を拾い上げた。
「これは何だ?」
アオノが受け取る。
「端末の外装ではない。中央管理室の認証装置に使われている部品だ」
「どうして通信室にある?」
レオンが尋ねる。
アオノはすぐに答えなかった。
「誰かが持ち込んだか、ここで使ったかだ」
「通信室にいたのは三人だけ」
K-Tが言った。
「アオノ、リリカ、セイジ。誰かが部品を持っていたはずだ」
三人の間に、気まずい沈黙が流れる。
「俺じゃない」
セイジが両手を上げた。
「本当に何も持ってない。さっきから端末しか触ってないぞ」
「私も違うよ」
リリカは首を横に振った。
「アオノは?」
「僕も違う」
アオノは黒い破片を見つめる。
「だが、通信記録を消すためには、この部品が必要だった可能性が高い」
「つまり、誰かがここへ来て、部品を使い、記録を消した」
マサカゲが言った。
「しかし、監視映像には誰も映っていない」
ルイが端末を調べる。
「映像が消されたんだ」
「誰が?」
全員の視線が、再びアオノへ向いた。
アオノは表情を変えなかった。
「僕ならできる」
「また可能性を認めるのかよ……」
カキが小声で言う。
「できることと、やったことは違う」
アオノは静かに答えた。
「だが、僕を疑うのは正しい」
そのとき、K-Tが通信室の床を見た。
粉のような白い跡が、扉の前から通路へ続いている。
「これは何だ?」
メバルがしゃがみ込む。
「粉塵だな」
レオンが確認する。
「端末が壊れたときに出たものではない。靴底から落ちたように見える」
K-Tは跡をたどった。
白い粉塵は、通信室から中央管理室とは反対方向へ続いている。
「犯人は、通信室から逃げたあと、電気室へ向かった」
アオノが言った。
「電気室には誰がいる?」
マサカゲが端末を確認する。
「メバルのタスク場所だ」
全員の視線がメバルへ集まった。
「えっ、私?」
メバルは慌てて首を振った。
「私はずっとKさんたちと一緒にいたよ!」
「それは事実だ」
K-Tが言う。
「電気室には行っていない」
「なら、犯人が電気室へ向かった理由は何だ?」
ルイが尋ねる。
アオノが船内図を表示した。
「電気室を経由すれば、監視室へ向かえる。つまり、監視記録をさらに消すためだ」
「犯人は、俺たちより先に監視室へ向かっている」
レオンが言った。
その瞬間、船内の全モニターが一斉に点灯した。
画面に映ったのは、監視室の映像だった。
誰もいない部屋。
しかし、画面の端に人影が映っている。
黒い影が、ゆっくりとカメラへ近づいてくる。
その姿は、K-Tに見えた。
「Kさん……?」
メバルが息をのむ。
映像の中の人物は、K-Tと同じ服を着ていた。
同じ背丈。
同じ歩き方。
そして、同じように無言だった。
カキが震える声で言う。
「Kさんが、二人いる……?」
K-Tはモニターを見つめた。
その直後、映像の中のK-Tがゆっくり振り返る。
顔は、黒いノイズで完全に隠されていた。
画面に文字が浮かぶ。
シェイプシフターを確認。
K-Tの端末が、赤く点滅した。
そして船内のどこかで、誰かが倒れる音がした。
コメント
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うわぁ〜第4話もめっちゃ面白かった!!😭💕 今回はK-Tさんのクローン?シェイプシフターってやつが出てきて、もう訳わかんない展開すぎる…!アオノくんがいつも「僕ならできる」って認めるスタンス、逆に怪しくない?って思っちゃうし、白い粉の痕跡からメバルちゃんに疑惑が向いた瞬間は「えっ!!」ってなったよ💦 最後の「Kさんが二人いる」ってカキくんの台詞、マジで背筋冷えた…!続きが気になりすぎて今夜眠れないんだけど🥺✨ 次話も楽しみにしてます!!