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これは、日本の心と尻を掴むべく奮闘する「(攻希望の)受」たちと、そんな「受」たちの心とプライドと腰をぶち壊していく「総攻め日本」の、不健全な忙しない日常である__。
⚠あてんしょん
・濁音、♡喘ぎ
・日本が割とドS
・思考溶
( みさくらではないです )
・快楽堕ち
・攻→受 は好意はあれど愛はありません
逆に受→攻は好きだし掘りたい
・終始逆転なし
( 始め逆カプっぽい表現ありますが風味程度 )
おはようございます、そしてこんにちは、こんばんは皆さん。日本です。
__なんて、誰に向かって何を言ってるんだ僕は。やっぱり仕事、仕事が良くないのだ。激務だからな、最近は特に。あぁ休みたい休みたい…
そんなありもしない長期休みに思いを馳せるという現実逃避を終え、さて今日も頑張って残業するぞと気合を入れなおす。まあ、というのも僕の心の中だけの話で、傍から見ればきっと「うわこいつ目死んでるわ」とか思われる顔をしてるんだろう。不名誉だが、よく言われるし。
不平不満愚痴のその他諸々をぐっと飲み込み、いつものように軋むドアを開ければ、金色と目が合った。
「あ、」
「ぁ、お、おはようアル、に、日本」
「おはようございます中国さん。早いですね、出遅れました」
「ぁ、アルぅ…………」
顔を赤らめぴゃっと引っ込んでしまった彼を追うのも程々に、さっさと自分のデスクに座り書類を広げる。まあ、いつものことなので。
これは昨晩必死で片付けようとして、でも様々な妨害にあい結局終わらせられなかったものたちだ。
「ふぅ………今日こそは終わらせたい、いや、終わらせてやる…!!」
強い決意を胸に、最近重くなってきた愛用のノートパソコンを開く。今日も今日とて酷い遅さの起動だ。
まあ、でも、大丈夫。パソコンが重くても、その遅さを補う早さで作業すればいい。
「Heyにほーん!あーそびに来たぜー!!」
と、そこまで考えたところ、本日としては初、一週間にすればもう何回聞いたかわからない聞き慣れた声が割入った。
「げっ……」
ひくり、と頬を引き攣らせる。
なぜならばこの声の主に、自分はなんっども仕事という仕事を邪魔されているのである。今週に入ってから毎日毎日ノイローゼになるレベルで。
条件反射で思わずげっ、と声が出た。
「ゲッとは何だよ!俺とお前の仲だろー?」
「はあ、僕と貴方の仲ですか……?」
はて、何かあっただろうか。別に特筆するような関係性はなかった気がするが。いや、確かに大事な同盟国ではあるけれど__、
「JAPANてば面白くないジョークだな!仕事なんかおいて俺と遊ぼうぜ?」
「そう言われても……この仕事は急ぎですし」
軽くあしらってノートパソコンに再び目を向ける。……ふむ…なるほど、あの案件が明後日…
というか流したが、今僕はさらっとバカにされなかったか?冗談が面白くないだとッ。僕のささやかなプライドは傷ついた。
「えー、あそぼーぜー、あそぼ、遊んでくれよー」
「もう……駄目ですってば…」
断っても諦める様子はなく、うろちょろと周りを徘徊している。正直邪魔だ。
でもここで折れたら昨日、そして一昨日の二の舞になる。それは嫌だから、今日はデスク上の書類だけに専念し、てこでも動かない事にした。
「にほんー、にーほんん」
にしてもうるさいなこのひと。
かれこれ十数分は無視を一貫してるのに、まだ帰らない。くッ、中々手強いぞ…
「………あの」
「お!遊ぶ気になったか?日本っ!」
…全く。
このひとはまるで大型犬だ。僕より背が高いのに、さっきまで構ってもらえなくて拗ねてたくせ、ひとつ声を掛けられればぱぁっと表情を明るくさせる子供みたいな所とかが。
__そうだ。
そんな反応に気をよくして彼を見ていたら、だんだんいい考えが浮かんできた。
「ねぇ、アメリカさん」
「何だ?」
「…もし、僕が貴方の誘いに乗ったとして」
「?ああ」
「どこで遊ぶおつもりですか?」
「………そりゃあ…」
遊園地とか、ショッピングとか、あとはちょっと遠出だけど、ドライブも兼ねて海観に行ったりなんて__と彼の話が続く。情景が浮かんでさえいるのか、目を細めて心底楽しそうに語っている。そんな姿を見ているのは、悪い気分じゃない。
ただ、ふと言葉を止めて、彼がちょっと悪戯そうな顔でこちらを見てきた。……ふむ?
「でも、夜遊びってのも悪くないよな、」
「___。」
思い切って言った後、何を思ったのかは僕には判らない。けれど、数秒の沈黙のあとぱっと顔を逸らしてしまったのを見る限りは、後悔してそうな感じだ。
「……そうですねぇ」
僕も昔はやんちゃしてた時期もありまして、夜遊びには覚えが。なんて適当な昔話で会話を強制終了させる。と、彼も先の失言で虫の居所が悪くなったのか、口をもごもごとしながらも一応、黙った。
そのことに気をよくして、また僕の意識は電脳の画面に移る__。
そしてそのまま数十分、小一時間ほどが経ち、ふと自分が資料作りに思いのほか熱中していた事に気付いた。
熱中できていた。それはつまり、自分が邪魔され集中できない環境にいなかった、ということで。
「あ………あれ?」
彼がいる限り、それは実現しなかった筈だが。
不思議に思い、回りを見渡せば、彼の姿が見当たらない。帰ったのかと息をつき、コーヒーでも淹れようかと席を立とうとしたその時__。
「じゃっぱーーん!!」
居た。いや、今ドアから入ってきたのを見るに、今までは居なかったのか?
どちらにしろ、彼が再び自分の意識下に戻ってきた事は変わらず、そしてそれは日本が集中できる環境がぶち壊されたことと同義であった。
「…………………あめりかさん」
「昼ご飯買ってきたぞ!ハンバーガーでいいよな?ハンバーガー嫌いなやつなんてこの世界に居ないし!」
はあ、本当に、この人は__。
「あぁ……ありがとうございます。でもその、今は食べられないので、後でもいいですか?」
「えぇー、一緒に食べよーぜー。なーなー、なーってばー!」
__ぷつん。
今まで自分が隠して隠して押し込んであった、一番切れてはいけない我慢の糸が、不意に切れた音がした。
本音を隠すのは得意だった。
騙して奥の奥深くに隠してしまえば、自分でさえ忘れてしまって、去くなるような気がして。
我慢するのは嫌いじゃなかった。
自分が我慢さえすれば、周りが本当を覗こうとしなくなって、醜い本当を知られずにいられるから。
上辺の綺麗事で善人面をして、敵意を削いで、虎視眈々と__。
でも、その行動の根本にあるのは、ずっと消せない “ 悪癖 ” で。
「んッ、んぐ、ぉッお゙ぅッ!??♡♡」
「ぶッ…、ん゙、ん、んッ゙、ごぉッ……♡」
「アメリカさん、もっと喉締めてください。緩いんですけど」
「ひ、ぃ、ごめ♡、ぉ゙えんなしゃッ、ん゙ん゙ッ!?」
「無理やり口に突っ込まれて感じてるんですか?とんだド変態ですね」
「ゔ、ぅッ、ゔ~~~ ♡」
デスクの上の書類から目を離さず、ペンも握ったまま、足で逃げそうになる彼の頭を押さえ、ただ前後に揺する。
反抗的に睨みあげてきたから、言外に黙れと滲ませ頭を無理やり此方側に寄せた。しかし、デスクの下の暗がりから、そっと濡れた瞳が控えめに睨んでくるのは、中々唆るものがある。
勿論、そのお陰で僕のものはより彼の喉奥まで入り込み、反射的にえずく。お゙ぇ、だなんて人に向かって失礼じゃないだろうか。
「はァ………貴方のせいで、また残業ですよ。だから、せめてもの償いとしてやらせてあげてるんです。感謝してしゃぶって下さいね?」
「ゔ、んん゙ッ♡お゙、ぉえ゙ッ、」
「はい?何て?聞こえませんけど」
「ぁ゙、ぁ゙いあお゙ッ、ぉあ゙ぃば……ッッ♡♡」
「ははっ、汚ったねぇ喘ぎ声だな」
おっと、素が。いや、そもそも被っていた猫をかなぐり捨ててこのひとにしゃぶらせてる時点で、もう取り繕う必要はないのかもしれないが。
__僕は元来の、所謂サディストと言うやつらしかった。
笑顔より、泣き顔のほうが興奮する。
幸せより、痛めつけるほうが快感だ。
出来ることなら、監禁して、誰の目にも触れないようにして自分の手の中に置きたい_。
しかしこれは、人前に出すには些か不謹慎な悪癖だった。だから、隠していたというのに。
「気持ちいいですね、アメリカさん」
「んッ……ん゙♡♡んゔッ♡」
「いいですよ、隠さなくて。ほら、触ってないのに、もうこんなになってるじゃないですか」
漸くペンをおいて、キャスター付きの椅子を引く。
カラカラと小気味よい音がして、僕の下半身に繋がれる彼も、比例してこちらに出てきた。
いつも意志が強そうに、誰にも屈さないような自信をたたえたその瞳は、今や涙に濡れ弱々しく霞んでいる。嗚呼、この顔。唆るなぁ。
右足の先で、主張する彼のそれをぐりぐりと弄んだ。靴を履いたまま、力加減も何もしていないというのに、これだけで彼は夢見心地に目を細めた。
「僕ね、前から思ってたんです」
「ぁえ゙……?♡」
ずるり、と彼の口から自分のものを抜く。
他の誰でもない、彼の唾液で滑り、てらてらとするそれは、完勃ちではないものの酷く反り返り、血管が浮き出ている。全く欲に正直な身体だ。
………まあ、それも彼ほどではないだろうけど。
「アメリカさんは、マゾなんじゃないかなあって。ずーっと、思ってたんです」
ほら、それの証拠に今だって、手酷く扱われた割に彼のそれは硬くなっている。
「ま、ぞ……?」
「気持ちよかったでしょう?さっきの」
すう、と彼の顔を上向かせる。にっこりと笑いかければ、彼はふにゃりと破顔した。
「…………ぅん…♡」
「イラマなんてね、合意あっても気持ちよくなれないですよ大体は。ふふ、僕たちって相性最高なんですね」
「……は、ぇ…?」
不思議そうな顔。きっと今まで、こんな事されてこなかったんだろうな。純粋で、真っ白で、どこまでも清純だ。
そんな彼を汚す事が、穢す事が、どうしようもなく背徳を伴って興奮する。
「はぁ………情けないですねぇ…、僕に酷く扱われて興奮して」
「………ッ、♡」
「ほら、僕のこと、狙ってたんでしょう?良かったですね、今から僕とひとつになれますよ。嬉しいですか?」
「……ぅ、ぅえしぃ…?♡」
「はい、気持ちよくもなれますよ。うれしいですね、アメリカさん」
「ぅ、うん……♡うれしい♡♡」
__これで、合意だ。
「ひぁ゙ぁぁぁッッ!?!♡♡♡」
「声でっか♡抑えてくださいね、会社なんですから♡」
ずぱんッッ!!♡ばちゅンッ♡♡
会社だから声を抑えろと言いつつ、しっかり鍵はかけたから見られることはまずない。声くらい聞こえるかもしれないが、彼のせいでもう時刻は23時を回っている為、大人数に聞かれることはない。
まぁ、大多数に聞こえてたとして、アメリカさんの喘ぎ声がでかいので相手が僕だとバレることはなさげだ。そうなれば、尊厳をぶち壊されるのは彼だけなので別に関係はない。
「ひ♡ひぎッ♡♡い゙ぐ♡ッッイぎゅ、い゙ぎましゅ゙♡♡」
最初に僕が言ったから、ちゃんとイく前には宣言してくれるようになった。僕としては、そういう意図はなく書類に飛ばないように、という配慮だったのだが、「射精管理されているようで」彼の被虐心を擽ったらしい。みっともなく犬のように舌を出しながら、恍惚とした表情で必死に訴えてくる様は、見ていて中々腰にクる。
「またですか?はぁ、堪え性のない人ですねえ…」
だから、声にどうしようもなく喜色が滲むのは仕方ない事なのだ。嗜虐嗜好者として。彼に絆された、とかそういうことではなく。
「ぁ゙♡あッ♡はぁ゙ぁぁ♡♡でるッでり゙ゅぅぅッ♡♡」
「いいですよ、狙ってた男に突っ込まれながら、無様アクメ晒してください♡」
「あ゙ーーーーッ♡♡ぁ、あ゙、ぁ゙、…~~~~ッお゙♡♡♡」
__果てた。一度も、彼のそれには触れていないにも関わらず。
あぁ、やっぱり彼は、
「ふふっ……♡上手にできましたね、アメリカさん♡やっぱり貴方は、」
言葉を選ぶ。流石に社会的にどうか、と踏みとどまったが、それも今更か。僕の言葉の続きを待ち望んで、はくはくと口を動かす彼を見て、やはりそのまま言うことに決めた。
「やっぱり貴方、僕の犬になるべきですよ♡」
と、こんな事件があった所で。
そこから何かが劇的に変わるわけでもなく、普通の日常が続いた。
変わったことといえば、
暫く、煩くして迷惑になっていたアメリカが、日本の勤める会社のオフィスに現れることはなくなった事と。
やたら仕事が早くなった日本がいた事と__
秘密裏に、アメリカが定期的に彼に「餌付け」されている事、くらいのものであった。
あとがき ( ? )
当社比エロシーン少なめでございました!全然満足してません!!!
日本は隠れSだと思ってます、はいこれテストに出ますよー((
日本受け、日本総受けはめちゃめちゃ見るんですが、何か日本攻めみないな…個人的には攻派なんだけどな…と思ったので、いなら書けばいい!精神で書きました
日本攻であれば、基本的には ( ここ大事 ) リクエスト受け付けていますんで、相手とかプレイ内容とかよろしければお願いします!
それでは皆さん、日本攻めを好きになりましょう!!( 遺言 )
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