テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
翌朝
教室に入った瞬間
空気がいつもと違った
女子
「え、見た!?」
「昨日一緒に帰ってたよね?」
「絶対付き合ってるじゃん!」
ソア
「……。」
顔が熱い
セナ
「有名人カップル誕生おめでとうございます。」
ソア
「うるさい…。」
その時
ガラッ
教室のドアが開く
女子たちが一気に騒ぎ始めた
「テオくん!」
「今日もかっこいい…!」
でもテオは気にせず
真っ直ぐソアの席まで来る
ソア
「……っ。」
近い
クラス全員見てる
テオ
「おはよ」
ソア
「お、おはよ…」
女子
「え!?」
「“おはよ”!?」
ざわつく教室
テオは気にした様子もなく
ソアの机にジュースを置いた
テオ
「これ。」
ソア
「え?」
テオ
「昨日、好きって言ったご褒美。」
ソア
「っっ!?」
セナ
「キャーーー!!」
ソア
「声でかい!!」
テオが少し笑う
その笑顔だけで
また心臓がおかしくなる
すると
女子
「ねえテオくん、今日――」
テオ
「無理。」
女子
「え?」
テオ
「彼女いるから。」
一瞬
教室が静まり返った
ソア
「……。」
今、
“彼女”って
テオは少しだけ屈むと
ソアの耳元で小さく言った
テオ
「顔赤い。」
ソア
「……誰のせい。」
テオ
「俺。」
そう言って笑う顔が
ずるいくらい幸せそうだった。