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⚠️ こちらはd!の二次創作です ⚠️
死ネタ BL要素 が これから出てきます
地雷 彡 は 回れ右 !
下手 & 文短い も 許せる方は どうぞ
俺はとりあえず入院することになった。
荷物は少なくていいと言われたから、着替えだけを鞄に詰めた。
翌日、病院へ行くと病室へと案内された。
病室は白くて、静かだった。
消毒液の匂いが鼻につく。
カーテン越しに聞こえる足音だけが、やけに大きく感じた。
ここが、俺の残り時間の置き場所らしい。
ベッドに腰を下ろすと、マットレスが小さく軋んだ。
それだけの音で、心臓が一瞬跳ねる。
ノックの音がして、ドアが開く。
看護師「シャオロンさん。今日からこちらの病棟になります」
sha「……はい」
看護師「体調に変化があったら、すぐナースコールを押してください」
sha「分かりました」
俺の腕に点滴の針を刺し、看護師は病室を出ていった。
シャオロンは、点滴の音が嫌いだった。
一秒一秒が、残り時間を刻んでいるみたいで。
もう助からないと分かってから、世界はやけに静かになった。
すると今度は、白衣を着た男が病室に入ってきた。
カルテに視線を落としたまま、俺を見ない。
どうやら俺の担当医のようだ。
担当医のロボロ。
俺の人生の残りを、数字で管理する人。
もうどうでもよかった。
rbr「体調はどうや?」
sha「別に。いつも通りです」
rbr「……痛みは?」
sha「我慢できる程度には」
―――嘘だった。
でも、正直に言ったところで何が変わる。
どうせ、治らない。
rbr「……無理はしないほうがええで。」
そう言いながら、ロボロは点滴の速度を、ほんの少しだけ落とした。
あれ、気づいてたのかな…。
ロボロはそれ以上何も言わず、病室を出ていった。
ドアが閉まる音が、やけに静かに響く。
どうせ治らない。
どうせ、ここから先は減っていくだけだ。
それなのに。
…あの人の声だけが、妙に頭に残っていた。