TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

【ひのり side】

ra「ッくそ…っ」


らっだぁ悔しそう…事情があるのかな…

けど、それより…


『らっだぁ、加護持ちってどういう事…?』

ra「…知りたい?」

『う、うん…!』


狙われる原因は、そこにあるはず…!


ra「…分かった。けど、もう暗いからまた明日ね」

『分かった』


そういえばもう夜だ…早く帰んないと怒られる…っ!


________次の日________


ra「昨日の続きね、なんで加護持ちって呼ばれたのかって話じゃんね」

『あと、狙われた理由』

ra「わかった」




昔さ、ひのりは神の使いを助けたことがあるんよ。分かる?そそ、あの白狐。あの狐は、神の使いで、助けたお礼にひのりは加護を受けたんだ。なんで加護を受けると魂を狙われるのかって?多分、アイツらが狙ってるのは魂の中にある「命のエネルギー」だからだと思う。命のエネルギーは、魂の珍しさで決まるんだけど、エネルギー量が多ければ多いほど、運が良かったり、人との関係が上手く行きやすかったり、色んなことが上手くいくんだ。神からの加護って、数十年に1回受けるかってくらい珍しいから、受けるだけでその魂はめちゃくちゃ珍しくなるの。だから、命のエネルギー量が多くなって、あいつらの狙いにピッタリって訳。

ん?俺?俺は昔から幽霊とか、悪魔とかが見えてて、急に命のエネルギー量がはちゃめちゃに多くなったひのりを狙う悪霊から守るために、払い屋の見習いやってるの。だからあいつらは俺の事を「見習い」って呼んだんだろうな。どこから知ったのかは知らんけど…。




ra「理解できた?」

『何となく…つまり、私の魂が加護を受けてて、それが珍しいから狙われてるってことでしょ?』

ra「そんな感じ。でも、いいことも多いし、今回が稀なだけだから、プラスに考えた方がいいと思う」

『了解、いやぁ…なんでこんなことに巻き込まれちゃったんだろ…』

ra「俺が不甲斐ないばっかりに…」

『こっちこそ、巻き込んで危険な目に遭わせてごめんね…』

ra「いやいや…そんなこt


「ニャーン」


『ッ猫…!らっだぁ!逃げないと…!!』

ra「まって!多分、今回は大丈夫…」

『…なんで……?』

ra「なんか…嫌な感じがしないから…?第六感…的な…?」

『見習いの感…的な?』

ra「た、多分…」

『にしても…綺麗な白猫だねぇ…可愛い…』

ra「首輪付けてるから、逃げちゃったのかな…」

ne「あ、すみません!…って、ひのりちゃんとらだお君!」

『猫宮さん!この猫ちゃん、猫宮さんのなんですか?』

ne「ん〜…俺の仕事場の、かな?」

ra「どこで働いてるんすか?」

ne「猫カフェで働いてるよ〜。けど、今日はあんまりお客さん来ないんだよねぇ…」

ra「?なんかあったんです?」

ne「有名な人が近くでフリーライブやってるらしくて、みなさんそっちに行っちゃって…暫くは来なさそうなんだよね〜…」

『猫、お好きなんですか?』

ne「うん、好きだよ。この大きさとか、にゃーんってら鳴くところとか、ツンデレなところとか、全部可愛い!ね〜」「にゃ〜ん」

『めっちゃわかりm

ッガアアアァァァン!!

「「「キャアアアアァァァァァァッ!!」」」

『ッ!?』

ra「っな、何が…ッ!」

ne「…看板が、観客に落ちてきたっぽい。被害は多いだろうね…」


ッ、そんな…


ra「ッ…猫宮さん、なんでそんなに冷静なんですか」

ne「ん?」

ra「ッ、普通、もっと焦りません?人が大量に潰されてるんですよ?」

ne「あ〜…そっか…」





ne「もう、感覚麻痺ってるのかもね」

ra「ッやっぱり!!ひのりッ!!」

『ッえぇ!?何!?』

ne「悪魔!!」

悪魔「は〜い!」

ne「魂の回収、頼んだよ!!」

悪魔「言われなくても〜!」


『猫宮さん…貴方、一体何者なんですか…?』

ne「……俺は………俺は、悪魔の契約者、「クロノア」」

kr「猫宮は偽名なんだ、ごめんね」

ra「どうしてこんなことを…ッ!!」

kr「大切な人たちを、生き返らせるため。…悪魔、あとどれ位必要?」

悪魔「あと0.5人分くらい。ちょうど加護持ちでお釣りが来るね」

kr「…そっか……」




kr「あと1人だけ…殺せれば…____達を………俺は…ッ…」


…?上手く聞こえなかったけど…誰かの為に…?


kr「…もう、疲れたんだ……頼むよ…ッ君の魂…回収させて貰うから…ッ!((ポロポロ…」

『ッ涙…?』


なんで、、あの涙は…演技なんかじゃなくて、ほんとの、、、


ra「ッひのり!!気を付けt


ッガッッシャアアアアァァァン!!!!


ra「ッ看板の建物が…ッ!観客席全体に…ッ」

kr「ッ、は……?ッなんで…こんな時に限って…規模大きいの出してくるかなぁ…ッ!」

悪魔「ランダムなんで、こればっかは…けど、結構回収出来ました。あと少しっす。あと、ほんの10人ほど」

kr「…10人も……ッ、もう、いいや……悪魔、俺のエネルギーをできる限り渡すと、どうなるの…」

悪魔「可能ですけど、願いが叶う確率が低くなりますよ。配分によりますけど」

kr「それでもいい。もう、俺は人を殺せない…俺の魂を使って…足りなくてもいいから、3人に平等になるように分けて」

悪魔「…了解しました」

『エネルギーが少なくなるの、どうなるの』

ra「運がなくなる…つまり、不幸になる」


それってつまり…結果的に命を落とす確率が高くなるってこと…?


『…そっか。ねぇ、クロノアさんの願いって何。なんで悪魔と契約したの』


…どうしてさっき、本当の涙を流したの、、、

あなたの考えてることって…何なの…?



kr「…分かった。俺の話をしよっか」

“くろ”がないたとき

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

8

ユーザー

ここでまさかのクロノアさんの登場ッ……まさかアンタまた黒幕か( 嫌でも今回はクロノアさんは完全なる黒幕感ないな… らっでぃやっぱおめぇ優しいな( らっでぃの見習いって、クロノアさんの悪魔倒せるんかな… てかクロノアさん悲しいな…何となく分かっちゃうもんなぁ… 生き返った後すぐ居なくなってしまうのか、はたまた少しは生き延びるか…どうなるんだろう…… てかエネルギーの力強()

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚