私は、この世界に嫌われている。
そして同様に。
私は、この世界が嫌いだ。
だって、
バス停でバスを待つ時にも、
食堂に向かう時も、
帰り道も、
君がいない。
嗚呼、嫌だ、
なんで、なんで、死んだんだ、
私の…私の気持ちも知らないで……!!
君が死んだら、私のお手本は誰になると言うんだ!!
君は人気者だから、
私は君の真似をしていたと言うのに。
お手本がいないと、もう誰からも好かれない!!!
また、また嫌われてしまうじゃないか!!!
私は、世界に嫌われ、クラスメイトに嫌われ、
運命にも嫌われていると言うのか。