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「――此度の無礼への償いに、イヴ・ローガン陛下には退位いただきます」
口元に添わせた扇を通しても、私の言葉は真っすぐにイヴに届いたようだ。
藍色の瞳を大きく見開き、こちらを見ている。が、その瞳の奥が、ゆらり、と陽炎のように強く揺らいだ。
そして、視界に引きずられるように身体も揺れる。
立ち眩みにも似たその動きを自身で堪えようとするように、イヴが片手で顔を覆った。
その拍子に髪に挿されていた赤い薔薇が、くしゃりと形を歪めた。
「……す」
俯いたイヴの口から、熱い吐息とともに何かが零れる。
聞き拾おうと皆が耳を澄ませたのを感じた。
「……ろす、……殺す……」
ゆらり、と身体が傾ぐ。
「***************
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