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⚠️山本シナ先生の口調が変かもしれません。
申し訳ございません。
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4年生になった私はできるだけ、自分が休める時間を少し増やしてきり丸を探す範囲を効率よくするために休みの長い、春休みや夏休みに探しに行くことにした。でも、授業終わりなど癖で探しに行ってしまうこともある。
聞き込みは、きり丸が危険な目に会うかもしれないという危機感が働いたため、アルバイトをしたことがある所を厳選し、自分の村でご贔屓してくれたアルバイト先の人達に話を聞くことにした。
私はくノ一教室、4年生になってようやく、くノ一の後輩が何人か出来てきた。
京ちゃんは愛想良く挨拶できるのに対して、私は飄々とした挨拶をしてしまう。
京ちゃんは、1年生の頃の私みたいで可愛いと言ってくれたからじゃあいいか、となって飄々とした挨拶が固定になった。
後輩から見た私は、やる気がなさそうなのに勉学や実技、得意武器を軽々扱い、清宮先輩はよく私の面倒を見れるな、というふうに見えるらしい。
あまりにも的確すぎて、京ちゃんは笑いすぎて酸欠になり、くノ一の方の医務室に運ばれて、その事情を聞いたシナ先生も珍しく笑いすぎて過呼吸気味になりかけていた。
しかし、私にとってはいい機会だった。
私が無気力そうに見えれば、味方から欺けるという事になる。忍術の鍛錬としてこのままでいいか、と京ちゃんに言うと笑いながら、「本物になっちゃった」と笑う。それを聞いたシナ先生は酸欠を起こして、新野先生を呼びに行って私と京ちゃんが叱られたのは記憶に新しい。
ある日の事だった。
私と京ちゃんは、放課後になってシナ先生に呼び出されてある授業内容について話した。
どうやら、上級生の男女混合で実技を行うことを学園長の思いつきで開催することになったらしい。どうやら、1つ上の先輩と同学年と実技を合同で行い、2つ上の先輩方はそれを見て指導に入るというものだった。男女の差はきついものだ。シナ先生はいつも反対する立場なのに私と京ちゃんが凄いことを忍たまに見せるいい機会だろうと、賛成したそうだ。
その場にいた、剣術を師事している戸部新左エ門先生も私と京ちゃんの努力量を知っているため、後押しして開催することになったのである。
京ちゃんは、何人かの忍たまに知り合いがいるそうだが私は全く知らない。
知っていると言えば、今や図書委員会委員長に任命された若王寺勘兵衛先輩や体育委員会委員長に任命された桜木清右衛門先輩、2つ上の先輩しか知らないのである。
私は1つ上の先輩と同級生と初対面になるという事である。
「そうだよね、ゆえちゃんはやる事があったし。話しかける隙も見せなかったもんね。」
京ちゃんがウンウンと頷きながら、私の話に同意する。シナ先生は、きらん、と眼光を鋭くして不敵に笑みを浮かべていらっしゃる。
「ゆえちゃんの実力を知らないというのは武器になるわ!」
シナ先生は嬉しそうに私の両手を包んだ。
私は苦笑いするしかできない。
京ちゃんは、自分の右手をぎゅっと握り、瞳に嫉妬の炎が宿る。
「覚悟してなさいよ!同学年!あんまり話したことないけど!」
私は同学年に同情しながら、どんな鍛錬を積むべきかを考えることに徹した。
私と京ちゃんの鍛錬はまず、柔軟から始める。
身体を柔らかくするのが目的で、体の動きを自分で把握しておけば、ある程度の負傷でも動けるようになるからだ。この柔軟は、山田先生や他の実技担当の先生方に教わったため、私と京ちゃんは朝と寝る前にやるようになった。
京ちゃんはとても固くていつも、目に涙を貯めながら、痛い痛いと言っていたが今では足は180度開脚し、ペタンと身体を床に付けられるようになったのである。
シナ先生はこれを知っているからか、私と京ちゃんはペアで山田先生と厚着太逸先生に相手をしていただいている。1年前は全く当たらなかったが、今では私と京ちゃんの鍛錬は無駄ではなかったのか、あたりはしないがかするようにはなってきたのである。山田先生や厚着先生には1年でここまでとは、すごいな、と褒めていただけて私と京ちゃんは嬉しくてシナ先生を見つめるとシナ先生も満足そうにニコニコしていらした。
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