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イタリア

サルデーニャ〜イタリア共和国までの国の化身

裏切りを恐れるあまり他人を信じられなくなった

_が好きだった

いつもの明るい性格は偽りで本当は_


3 Runaway


平和が訪れたんね

でも,油断も隙もないんね

「…」

また,アイツが転生してくるんね

それが,言い表せないほど恐ろしいんね


また,夢を見たんね

(大恐慌)

(世界の枢軸となりて_)


「はっ⁉︎」

もう,いつまで続くんね

怖いんね


夢の通り,新大陸から始まった不景気の波がこっちにも押し寄せたんね

「解決策はとったけど…」

アイツが出てくるとしたら,もうすぐ…


「師匠!」

「⁉︎」

まずい

「ああ,驚かせてしまいましたね,私は第三です」

「神聖ローマ帝国が第一,ドイツ帝国が第二で…」

「その通りです」

「…そっか」

「私にあのような革新的な方法を教えてくださりありがとうございました」

「…どういたしましてなんね」

「それで,師匠にもぜひ,私の復讐劇に賛同をいただきたくて」

「復讐劇?」

「ええ!奴ら先の大戦での真の悪魔,英米仏を倒し,世界の枢軸となりて…」

「…」

逃げなきゃ

もうこれを受け入れたら,後戻りはできない

「残念だけど,イオは協力できないんね」

「…どうして?」

「…バラしはしないから早くここを去るんね」

「…」

「ほら,早く_」

「また裏切るのか」

「⁉︎」

「…お前,本当に能天気だな」

「…そもそも,そっちがやりたがっているのは復讐劇じゃないんね」

「…勘のいい奴は嫌いだよ」

「こっちのセリフなんね

何の用でイオに取り入ってこようと…」

「絶望を運びたいんだよ」

「どういう意味なんね?」

「…全てを奪ったあいつを立ち直れないほどの暗い深い絶望感に溺れさせてやりたいんだよ!」

「…自業自得なんね」

「違う⁉︎奴が彼女を奪わなけりゃ,俺は,俺は…」

「…」

「こんなに掻き乱されずに済んだのに!」

「違わないんね」

「っ…」

「誰のこと言ってるのか意味わかんないけど,そっちの自業自得なんね」

怖いんね

足が震えているのが嫌でも分かるんね

でも…

「裏切りだって,そっちが怪しい動き見せなきゃやらなかったんね!」

「…marionette!」

「っ⁉︎危ないんね⁉︎」

「チッ…ちょこまかと逃げやがって…」

何をしようとしてるんね?

「クソ…洗脳さえかかればいいのに…」

「⁉︎」

まさか…


(marionette!)

(苦しい)

(_さん⁉︎)

(無駄)


…蘇ったのは講和会議の情景だったんね

そうなんね

こいつは…


「わざと日本にあんなことして操って…それでブリテンを…」

「…何で分かった」

「…」

逃げなきゃダメなんね

「まあいい,転生で新しい体は手に入ったことだし,彼女ももうすぐこっちに…」

「そうはならないんね」

「そんなわけ…」

「絶対にそんな風にはならないんね

ブリテンが黙ってないんね」

「…黙れ」

「イオは今回は嘘は吐かないんね」

「どうせ嘘になるさ」

「…最後には本当になるんね」

「…」

「カツ,カツ…」

「そんなに詰め寄っても,いうことは変わらないんね」

「…marionette」

「⁉︎」

しまった⁉︎

「うぁっ⁉︎」

「そのまま従えばいい」

「そう…は…カヒュッ…いか…ないんね!」

「それは足掻いても無駄だ

もがけばもがくほど絡まる糸なんだから」

「…それはっ…ヒュー…どう…なんね?」

イオは統一の影響で頭の中には他の魂の意識がまだあるんね

つまり

イオの人格だけ操らせて他は逃してあげれば…

「うっ…」

「ドサッ」


「おい,お〜い?」

「ん…なんなんね?」

「俺はドイツだ,お前,イタリア王国の主人のな」

「…そう,なんね…」

「あいつらのせいで記憶がぼんやりしてるよな,ごめんな」

「…」

「まあ,とりあえず…よろしく」

「…よろしくなんね」


(サルデーニャ⁉︎サルデーニャ!)

(何言ってるんね?イオはそんな名前じゃ…)

(私たちは貴方を絶対に救うから!)

(救う?その必要はどこにあるんね?)

(とにかく,待っていて)

(?分かったんね)


イタリア

複雑な魂の形成をしている

そのため意識が複数ある

それぞれは独立した意識で他の体さえあれば自由に動けるようになる

イオの夢が示した未来

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