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見た瞬間、言葉を失う。
周りとは別の空気を纏い、手を伸ばすことすらためらうほど、
どこか遠くて、手の届かない人。
特別気取っているわけでも、冷たいわけでもない。
むしろ、話してみると驚くほど自然体で、
完璧すぎるわけでもないのに、
なぜか「自分とは違う世界の人」だと思わされる。
媚びることなく、群れることもなく、
それでいて、1人でも寂しさを感じさせない。
誰にでも優しく、誰とでも話せるのに、
その距離は決して縮まらない。
目立とうとしなくても、
ふとした仕草や、横顔さえも絵になる。
気付けば無意識に目で追ってしまう。
もっと知りたくなる。
でも、近づけば近づくほど、遠さを知る。
踏み込めそうで踏み込めない。
それでも惹かれずにはいられない。
その絶妙な距離こそが、
高嶺の花の最大の魅力なのかもしれない。