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望の独り言

196 - 幻想だったんだよ

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2023年02月04日

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思い返してみても、ここまで麗を育ててること自体で、そんなに不安になったことはなかった。

シュンくんと一緒にいた時には不安しかなかったのに。

彼は両親よりは私を大切にしてくれてるみたいな実感があっただけで、でもそれは結局はただそんな気がしてたってだけで、本当は安心感とかじゃなかったのが今なら分かるんだ。

だって実際、彼は、私のことも麗のこともちゃんと見てくれなかったしね。

彼にとってはあの時は私が都合のいい相手だったってだけだよね。

ああでもそれは私にとってもそうだったのかな。両親よりは私にとって都合のいい相手だったから依存しちゃっただけなんだな。

寂しいけど、残念だけど、それが現実なんだって分かる。

幻想だったんだよ。彼と一緒なら幸せになれるって考えてたのは。

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