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そして、半年の時が経った
あのわたし達を襲った化け物の招待は「鬼」、人を食べる生き物らしい
そして、あの女の人は「胡蝶しのぶ」さんと言った
そして、わたしを助けてくれたのは「宇隨天元」さんという男の人らしい
いつか会ってみたいな…
わたしはその宇隨さんに憧れて鬼殺隊員に入ろうとした…
育て手はしのぶさんだった
その人も宇隨さんと同じく鬼殺隊員らしい
『しのぶさん…い、行ってきます…』
「えぇ…生きて帰ってきてくださいね、紗奈」
『は、はい…!』
そして、わたしは鬼殺隊員になる為に最終選別に行ったー
『…こわい…』
周りの人達…全員大人…
皆ピリピリしてる…こわいよ…
しのぶさん…っ
「え…お前…お前だよ、おい」
『ひゃっ!』
「んでガキがここにいんだよ…紛れ込んだのか?出口はあっちだぞ」
男の人が喋りかけてきた
この人…額に傷できちゃってる…
『あっ…えっ…えぇっと…』
「あ?」
この男の人…っとってもこわい…っ
…お父さんみたい…
「…ちょっと、貴方、何をやっているんですか」
すると、2つ結びの女の人がわたしの前に立った
「あ?何だお前…」
「…この子、まだ8歳前後でしょう?そんな子を責め立てて何になるんですか」
「…っ」
『あっ…ご、ごめ…っごめんなさいっ』
「っ!おい!」
「あっ…」
わたしは男の人から離れた
『ど、どうしよう…きゃっ…!』
ドンッと誰かの背中にぶつかった
『あっ…!ご、ごめんなさいっ…』
「…?」
ぶつかったのは髪の長い男の人だった━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そして、最終選別が始まった
わたしが使うのは「霞の呼吸」だった
『か、霞の呼吸…!壱ノ型…っ垂天遠霞』
「グゥゥゥ…ァァァ…」
霞の呼吸…!初めてできた…!やった…!
…それにしても…あんまり鬼に会わないな…
なんでだろう…?
まぁいいよね…!
やった…!
わたしはしばらく喜びに浸っていた
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そして、最終選別が終わるとすでに人があまりいなかった
『あっ…!』
わたしとぶつかった男の人もいた
『す、すごい…』
その人はか擦り傷どころか泥もついていなかった
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『しのぶさん…!帰り…まし…た…!』
「あら…!」
しのぶさんやきよちゃんらもわたしを出迎えてくれた
「今日はご馳走ですね!」
きよちゃん達は少し涙ぐんでいた