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ミリス
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脳てゃ
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第38話「君に伝えたいこと」
塁はしばらく黙っていた。
クリスマスカーニバルの音楽が遠くから聞こえる。
色とりどりのイルミネーションが二人を照らし、お揃いのブレスレットが小さく輝いていた。
陽葵は、塁の言葉を待っていた。
陽葵「……塁くん?」
塁は少し照れたように笑った。
塁「ごめん。なんか、緊張してる笑」
陽葵「……私も緊張してるよ」
塁は一度深呼吸をして、陽葵をまっすぐ見つめた。
塁「陽葵の好きなところ、ちゃんと伝えたい」
陽葵「……うん」
塁「いつも笑ってるところ」
塁「好きなものの話をすると、すごく楽しそうになるところ」
塁「映画を観てるときも、甘いものを食べてるときも……陽葵が嬉しそうにしてるのを見るのが好きなんだ」
陽葵は恥ずかしくなって、少しだけ目を伏せた。
塁「それに、俺のことを気にかけてくれるところも好き」
塁「疲れてるときに声をかけてくれたり、くだらない話でも楽しそうに聞いてくれたり……」
塁「陽葵と話してると、自然と笑えるんだ」
塁は少しだけ間を空けた。
塁「最初はSNSで映画の話をしただけだったよね」
陽葵「うん……」
塁「それが毎日話すようになって、電話するようになって、初めて会って……」
塁「一緒にいる時間が増えるたびに、陽葵のことをもっと好きになった」
陽葵の胸が、ドキドキと大きく鳴った。
塁「今日もずっと一緒にいて、改めて思った」
塁は陽葵の目を見つめる。
塁「俺、陽葵とずっと一緒にいたい」
塁「他の誰かじゃなくて、俺が陽葵の一番近くにいたい」
塁「陽葵の笑顔を、これからもずっと見ていたい」
そして、少しだけ照れながら――
塁「……俺だけのものになってほしい」
陽葵は驚いたように塁を見る。
塁「俺だけに、その笑顔を見せてほしい」
塁「陽葵のことが……好きです」
塁の声は、少し震えていた。
塁「これからも、嬉しいことも楽しいことも、全部一緒に過ごしたい」
塁「俺と付き合ってください」
陽葵はすぐには言葉を返せなかった。
SNSで出会った日。
初めてDMをした夜。
初めて電話した日。
そして、初めて会った夏の日。
今日までの思い出が、次々と頭の中に浮かんでくる。
陽葵は胸の奥がいっぱいになりながら、ゆっくり顔を上げた。
陽葵「……うん」
塁が少し目を見開く。
陽葵「私も、塁くんが好き」
陽葵「塁くんと一緒にいる時間、すごく大好きだよ」
そして、いつもの笑顔で笑った。
陽葵「これからも一緒にいたい」
陽葵「よろしくお願いします😊」
塁は安心したように笑った。
二人の手首には、今日買ったお揃いのブレスレット。
その向こうには、クリスマスカーニバルのイルミネーション。
画面越しから始まった二人の恋は――
クリスマスの夜、ついに恋人として始まった。
コメント
1件
塁くんの告白シーン、すごく良かったです…!「俺だけのものになってほしい」って台詞に、もう胸がぎゅってなりました。SNSから始まった二人の関係が、クリスマスのイルミネーションの下で恋人同士になる瞬間、本当に綺麗で…。お揃いのブレスレットが光る描写も、すごくロマンチックでした。素敵なエピソードをありがとうございます🥀