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ガヤガヤ、、
門が開く音がする
その音と同時に人が歩み始めた
流れるように俺も遅れないようについていく
今日は一人 親と一緒にくればよかったとしみじみと思う
指定された席に座った後、あたりを見渡してみた
静かに座る人もいれば、中学から一緒に上がってきた友達を喋っている子もいる
まぁ、大半が静かだったかな
キーン とマイクの甲高い音がなり 人々の目線は舞台に向いた
校長「えー、今回の開幕の音楽は首席のクロノア君です!」
トントントン、、
軽やかなリズムで上がってきたのは猫のパーカーを被り、クラリネット
を持っている子だった
〜〜〜、〜〜〜*♪✧
きれいな音 耳をすっと通り抜けていく 心地が良かった
ぱちぱちぱち、、
拍手喝采を受けクロノアという男の子はお辞儀をして舞台から見えなくなった
、、 俺だけだったのかな、演奏が終わる時、哀しいというか、何も無いというか
音楽経験がない俺が言うものアレだけど、吹くのが好きなように見えない
まるで俺と同じ”何か”を失ったみたいだった