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【4日目】
br視点
ある程度の作業を終わらせてリビングに戻ると、ソファで寝転がりながらスマホを弄るシャークんがいた。
僕に気づくと足を畳んで場所を空けてくれる。
優しさに微笑み返して彼の身体を起こし、わざと彼の背中側に陣取った。
せっかく退けてやったのにと言わんばかりの目線を向けられたため笑って誤魔化しておく。
しばらく寛いでいると服が擦れるような音が聞こえて、腕の中にいる彼に目線を落とす。
彼は変わらずスマホを見ているものの足を擦り合わせていた。
暇だし、ちょっと意地悪しよ。
br『ねぇ、』
sh「なに?」
br『それ、無意識?』
sh「…、」
br『ねぇそこんとこどうなのよ』
sh「いや…、」
br『自覚あり?』
br『我慢だよ、あとちょっと』
sh「なんで 」
br『え?』
sh「なんでこんなことするの」
br『なんでって、たまには求められたいし、シャークんが性欲に負けてる姿とか想像しただけで抜ける』
自分で聞いて恥ずかしくなったのか顔を見せてくれない。
どんな顔してるかはなんとなくわかるけど。
br『むずむずして治まらないの?』
sh「…ッ~、っ」
少し振り向いて目で訴えてくる。
彼の肩を掴んで身体をまわし、ソファに押し倒した。
静かに唇を重ねて顔を離す。
br『…そんな顔しても襲ってあげないよ?』
br『期待した?』
からかうように笑ってやれば頬を手のひらで押し返された。
誘い方も可愛いね。
sh「どけ、」
br『え、構ってくんないの?』
sh「いいから」
キスをして満足したのかまたいつものシャークんに戻っちゃって。
小さく身軽な身体で僕の下から抜け出すと自室に向かっていった。
後ろをついて行ってみるも、入るなと釘を刺されて大人しく待つことにする。