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#衝撃のラスト
山根利広
526
120
#バイオハザード
SOMAMON7A
188
793
番外編「強さの代償」
夕暮れの地獄。
戦いも終わり、古流斬は崖の上で一人座っていた。
風が静かに吹く。
古流斬は空を見上げ、小さく呟いた。
「……暇だなぁ。」
少し笑う。
「強いってさ。」
「良いことばっかじゃねぇんだな。」
「結局、強くなりすぎると相手がいなくなる。」
「孤独だ。」
その言葉に、一人の足音が近づく。
傲慢だった。
古流斬の隣に座る。
しばらく二人とも何も話さない。
やがて傲慢が静かに口を開いた。
「……分かる。」
古流斬は横を見る。
傲慢は遠くを見つめたまま続けた。
「強すぎる者は、誰も信じられなくなる。」
「皆、恐れる。」
「皆、距離を置く。」
「努力しても追いつけない次元に立てば、周りとの距離は広がるだけだ。」
古流斬は苦笑した。
「そうなんだよな。」
傲慢は小さく笑う。
「だから昔の私は、誰も必要としなかった。」
「どうせ誰も隣には来られないと思っていた。」
少し間を置く。
「……だが。」
「ようやく現れた。」
「孤独を少しだけ癒せる奴が。」
古流斬は照れくさそうに頭をかく。
「俺?」
傲慢は静かに頷く。
「ああ。」
「初めて本気で戦って楽しいと思えた。」
「初めて、対等に話せる相手ができた。」
「だから私は変わった。」
古流斬は少し笑う。
「俺も似たようなもんか。」
「お前と戦う時だけは、全力を出しても壊れねぇ。」
「気を遣わなくて済む。」
二人は顔を見合わせる。
そして同時に笑った。
傲慢が立ち上がる。
「また強くなれ。」
「いつか、もう一度本気で戦おう。」
古流斬も立ち上がる。
「その時は負けねぇ。」
二人は拳を軽くぶつけ合う。
閻魔は遠くからその様子を見て、小さく笑った。
「強さは孤独を生む。」
「じゃが、強さゆえに出会える相手もおる。」
「それもまた、一つの縁じゃな。」
夕焼けの空の下。
最強と呼ばれる二人は、静かに笑い合っていた。
コメント
1件
**第181話、読み終えたよ〜!!** 「強さの代償」ってタイトルからもうエモさが滲み出てるけど、実際の内容も泣ける…。戦いの後の静かな夕暮れの中で、古流斬と傲慢が「強さゆえの孤独」を分かち合うシーン、心にグッと来た😭💕 特に「強すぎる者は、誰も信じられなくなる」って傲慢の台詞、重すぎるのに温かさもあって…。でも最後に対等な相手に出会えて笑い合えるの、最高のバディ感!!閻魔の「強さゆえに出会える相手もおる」で締めるのもおしゃれすぎるよ✨ 番外編でこんなに深い話が見れるなんて、本編ももっと読みたくなったよ〜!!📖💖