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すまない先生とアクア達は、アクア達がこの世界に来た原因“時を司るもの”を探していた。
「・・・まさか、本当にこんな所にアクア達がこっちの世界に来た原因が?」
そこは、ディープダーク。
景色は見たところ、アクア達がこの世界にやってきたディープダークと変わらないように見えて、変わっているような気がした。
すまない先生はゆっくり隠しドアを開けた。
そこには、いつもなら隠し部屋があるはずなのに、廊下らしき長い通路があった。
「・・・!本当に、あったとは・・・」
そうブラックはこぼした。普通、ここには何も無いか、隠し部屋がある。
だが、このディープダークの隠しドアの先が更に続いているなんて知らなかった。
アクア達は慣れた様子で歩いていく。それをすまない先生達は追いかけた。
✵✵✵✵✵
長い長い廊下を歩く。どれだけ歩いたか分からなくなるほど。
やがて、その廊下はやがて終わりが来る。
そこには木のドアが着いていた。
すまない先生は警戒した。こんなディープダークに隠し部屋、さらに、木のドアが。
普通ならありえない。
アクア達はゆっくりドアを開けた。
そして、そこはスカルクに埋め尽くされた部屋。まるで夜空のようだった。
その真ん中で、ウォーデンに似た盾の上に眠る子供が。
見た目は中性的な見た目で、桃色の髪に、青緑が混じっていた。
すまない先生達は、驚き目を丸くした。すると、その子供は起き上がる。
そして、ウトウトと目を擦り、すまない先生達の方へ目を向けた。そして、アクア達に目線を向けた。
【お、お前ら“ここの人間”じゃねぇな?】
そうその子供が持っていたウォーデンの人形が突然喋った。それにすまない先生は目を丸くした。だが、アクア達は驚きもしなかった。
「やっぱ分かるんだね?さすが“過去を司るモノ”くん」
そうアクアが聞いた。それに、パクパクとウォーデン人形が答えた。
【そりゃあ俺様だからな!!】
そうウォーデン人形がえっへんと言うように答えると、子供がゴッと殴った。
【いで!!おい!!“現在を司るモノ”!!】
ぷいっと子供こと、現在を司るモノはそっぽ向いた。
【で?俺様達に何の用だ?】
「僕たちを元の世界に返して欲しいんだけど」
【ほほぉ?】
「僕たちがこの世界に来たせいで、嘆きの泥が“いるはずのないこの世界に存在してしまったのだろ?”」
「元々、私たちはこの世界の住人では無いですからね。あまりに楽しくて、忘れてましたけど」
そうアートルムは答えた。この世界は楽しく、どこか“懐かしい”と皆感じた。だが、この世界に自分達はいてはならない。この世界には普通は居ない者達だ。
すると、“過去を司るモノ”はケラケラ笑い、答えた。
【いいのかぁ?元の世界に帰っても】
「・・・どういうことだ?」
そうアルブムは聞く。すると、“過去を司るモノ”が。
【確かにお前らはこの世界の不穏分子だ。だから、お前らがここから帰るとなれば・・・俺は過去を司るからな・・・めんどっちぃが・・・】
そこで“過去を司るモノ”は言葉を止め、答えた。
【“双方の記憶は無くさねぇといかねぇ”】
そう告げられた。