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WOOZI side
笑っ…た?
予想外の反応だ。
ふにゃっと笑うヒョンは変わらない。
ヒョンが手招きしもうちょっとこっちにおいでと俺を誘う。
JH「俺がアイドルだって?ㅎ」
WZ「あっ……はい、 」
JH「ふ〜ん、」
JH「どんくらい輝いてた?アイドルの俺ㅎ」
クプスヒョンとは違って興味津々なハニヒョン。
長い髪をかきあげ、大きくくるっとした目で俺を見つめる。
予想外に反応に戸惑う。
JH「まぁいいや、」
JH「それで…ジフンくん…だっけ」
WZ「はい、」
JH「君は俺になんの用があるの?」
WZ「その…」
WZ「僕たちは別の世界線で、13人グループだったんです。」
JH「へぇ…それは多いねぇ」
WZ「それで事故にあったんです。」
WZ「それで別世界で13人みんな集められたら…元の世界に」
JH「戻れるの?」
WZ「そう、なんです」
JH「なんて言う名前でやってたの?」
WZ「SEVENTEEN…です」
JH「ん…?SEVENTEEN?」
知ってるんですか?と尋ねるとう〜んと分かりやすく顎に手を当て考え込む。
締まりきってないカーテンの間から春の柔らかい光がヒョンの顔を照らす。
綺麗だなぁ…
JH「…俺?ㅎ」
WZ「えっ…」
JH「こっちみて綺麗とか言うからさ」
WZ「あっ…出てましたか…?」
JH「うん…ㅎ」
JH「あぁ…それでさSEVENTEENってこの世界でのCDってあるの?」
WZ「えっ…あぁ生まれた時から持ってるのか…」
JH「うん…でも、なんで知ってるの?」
WZ「それは…その、神様っていうか…」
WZ「戻してくれるとかこの世界でチャンスくれたおじいさんが言ってたんです…」
JH「神様ねぇ…」
そう窓の方を見つめてヒョンが呟く。
そこでよく話を聞くとヒョンは、yawnを持っているらしい。
yawn…Vocal teamの歌だ。
寄り添う曲。ヒョンにぴったりな曲だな。
JH「メンバーみんな集めるって大変でしょ」
WZ「…まぁ」
JH「面白い話聞かせてくれたお礼にその冷蔵庫の中にあるお菓子食べていいよ」
WZ「いや、そういう訳には…」
WZ「ジョンハンさんに持ってきてくれたものだし…」
JH「いいよ、友達がいつも持ってきてくれるんだよ」
そう言われて冷蔵庫に入っているチョコレートを使ったお菓子を1つ手に取る。
椅子に戻るとヒョンはその友達の話をする。
その友達はヒョンの1つ下で小学校からずっとヒョンに懐いていた子らしい。
その子はあまりにもヒョンが好きで高校も同じところに入ったそう。
今でも体の弱いヒョンが入院する度毎日来るらしい。
JH「あいつね、ひょぉ〜んって毎回ひっつき回すんだよㅎ」
WZ「へぇ〜…相当ハニヒョンのこと好きなんですね…ㅎ」
JH「あっ…ヒョンって言った」
そう言われた瞬間はっと口に手を当てる。
なんでミンギュみたいなことしてんだよ馬鹿…
JH「別にいいじゃん、俺と元々友達でしょ?」
JH「ハニヒョンでいいよㅎ」
WZ「…すみません…」
JH「そんなことよりSEVENTEENだった頃の俺の話聞かせてよ、ジフン」
久しぶりにジフンと呼ばれる。
練習生以来だなぁと思いながらも思い出話を沢山する。
ツアーの話やヒョンの愛嬌、ヒョンの得意なこと…
・
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気づいたら日が傾いていた。
柔らかな水色から痛いほどのオレンジの空をしている。
WZ「ごめんね、長話しすぎた」
JH「ううん、楽しかったよㅎ」
JH「じゃあまたおいでウジや」
WZ「…うんㅎ」
俺が元々どうやって呼ばれていたかを話したからかウジやと懐かしい感じで呼ばれる。
俺もタメ口で話しなよ〜と促され、まるで今までみたいに過ごした。
去り際にありがとうございました、と連絡先を渡すと、
ありがと、と微笑んだ後ハニへ〜と教えたアイドルのヒョンの愛嬌をしてみせる。
たまらなく愛おしく感じたヒョンの愛嬌を微笑んで受け止める。
それから足早に部屋を去る。
あっ…そう思い出した時にはもう遅い。
カトクには鬼のような通知が来ていた。
おい、ウジなにしてんの?ヒョン生きてる!?無視するな!!
すぐに既読をつけハニヒョンと話していたと正直に返しすぐタクシーに乗り込む。
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帰ってからというものクプスヒョンからは怒られ、ミンギュからは話の内容を掘り出される。
話を全部したからかヒョンはまぁいいと言いながら話を前のめりで聞いていた。
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次の日の昼、今はクプスヒョンとミンギュとハニヒョンの所へ行こうとしている。
ドアノブに手をかけたところで電話がかかってくる。
なんだ知らない番号か___
いや、知ってる。
ハニヒョンだ。急いで出ると興奮したハニヒョンの声がする。
後ろでは忙しい声も聞こえる。
クプスヒョンやミンギュはスピーカーにしろと急かす。
スピーカーにしてハニヒョンに聞く。
WZ「ど、どうしたの…?」
JH「やぁ、ウジやすぐ来て…!!」
WZ「なに?どうしたの、ヒョン」
JH「いいから…早く、」
そう言って電話が切れる。
後ろではずっと誰かがヒョンどう?とかヒョンヒョンたくさん聞こえる。
あのヒョンが大好きな後輩か?
聞いていたクプスヒョンが立ち止まる俺の腕を引っ張る。
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部屋に入ると目を疑った。
WZ「スニョン…?」
MK「ホシヒョン!!」
SC「なっ…ジョンハニだけじゃ… 」
ホシがいた。
ハニヒョンもいるけど…
ホシもこちらを見て驚いている。
HS「クプスヒョン…ミンギュも…?」
JH「とりあえず座って、ㅎ」
昨日のように手招きされる。
訳も分からぬままハニヒョンが口を開く。
JH「俺ね、思い出したの」
えっ、思い出した?
それに続いてホシが 俺も、と言う。
どういう訳か__
JH「俺が今日来たホシに昨日ウジが聞かせてくれた話をしてたんだよ」
JH「そうしたらね、話してる途中に思い出したの」
JH「それで全部全部思い出したよ」
JH「思い出してスニョンのことをホシって呼んだらホシも思い出したってわけ」
JH「…俺ら死んだね、あの時。」
HS「……」
あまりにも淡々に話すヒョン。
時折悲しく笑う。
ホシは俯いて何も言わない。
WZ「じゃあ…ヒョンの友達って…」
JH「そう、ホシだよ」
JH「正しくはスニョンだった…かなぁㅎ」
JH「…それで俺は手伝ったらいいんだよね?」
SC「でも、体悪いんだろ 」
MK「…ひょぉ〜ん…!!」
空気ぶち壊しでミンギュが2人に抱きつく。
そんなミンギュをがっしり抱きしめ返すホシ。
弱々しく抱きしめ返してごめんねぇ、と頭を撫でるハニヒョン。
変わってないな、
やっぱりみんなが大好きだな。
13人でずっと居たい。
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それから足の怪我をしているヒョンはあと1週間で退院できるそう。
ヒョンはそれから手伝うそう。
ホシはこれからすぐにでも手伝いたいと。
クプスヒョンが勢いでうちに引っ越してくるとまだ決まってもないことを言う。
するとホシが俺も俺も!!いい…?とこちらを伺う。
2人ではあまりにも広すぎる部屋なのでまぁいいよ、と返す。
それからじゃあジョンハナも来るよな?と悪戯な笑顔でクプスヒョンが聞く。
分かってたよと言わんばかりにハニヒョンがうん、と頷く。
それからは思い出話が尽きなかった。
ずーっとあの頃はあぁだったとか、練習生の喧嘩の話とか…
当たり前の空間が戻ってきたようで嬉しかった。
帰り際に次のシュアヒョンの話もする。
結局スニョンが難しいよぉ、もうまたヒョンが退院してから話そうよといつもの調子で言う。
だな、と笑ってクプスヒョンが返しそれで今日一日の面会時間が終わった。
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