この作品はいかがでしたか?
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結局、それから私は帰るように言われ、部長には会えず、警察署を後にした。
○○「……私の個人情報が会社から漏れたってことだよね?」
照「……多分。ふっか以外の誰かだろな。」
○○「……新しい番号教えなきゃだけどまた……」
照「とりあえずは、いまは、誰にも教えなくていいんじゃない?仕事の方はふっかから、俺に連絡してもらうか。」
○○「………うん。でも、絵里は?」
照「絵里…あ、あの子ね、俺はなんとも言えないけど、漏れた経緯がわかるまでは、ちょっと待ってて?」
○○「……わかった。」
なんか、すごい、カゴの中の鳥みたいな気分。
てか、元彼はいまはまだ警察署なら、今は家にいけるんじゃ?
○○「ねぇ、私の家に寄ってもいい?いまなら大丈夫だよね?」
照「ん、あ、そだね。その前にちょっと寄るとこがあるけどいい?」
○○「うん?」
照「ふっか迎えにいくから、職場教えて?」
○○「あ、なるほど!あ、でも、きまづい…」
照「近くで大丈夫(笑)」
○○「ならいいけど(笑)」
道案内して、少し離れた所で待ってると、深澤くんがきた。
深澤「あー、疲れたぁ。ごめんね?お迎え頼んじゃって!○○さんお久ー!」
いつもの深澤くん。
○○「久しぶりっても2日振りくらいじゃん(笑)」
深澤「あ、そうか(笑)」
○○「色々とありがとう。」
深澤「ん、大丈夫。あと、何かあったら、阿部ちゃんにも話して?今色々と動いてくれてるから。」
照「まじ?」
深澤「うん。」
○○「阿部ちゃん?なんで?」
照「あ、阿部は、弁護士だから。」
○○「えっ!?待ってそんな…」
深澤「達川の件は、立派なハラスメント。それに、おそらく情報漏らしたのは達川。部長がこないだ、画面が、変わってるって話してたから。その間事務所に入ったのは、達川だけ。」
○○「えっ、なんで……」
深澤「多分繋がってるよ。元彼さんと達川。」
○○「えっ………やだ、怖……」
深澤「大丈夫。阿部ちゃんが所属してる事務所、会社の顧問弁護士と同じ事務所だったから、阿部ちゃんが動いてくれて。多分、警察沙汰だし、社長も動くでしょ。達川は、正当な解雇で、会社からいなくなると思うから。」
○○「……でも……」
深澤「あとどうするかは○○さん次第だから。こっちの状況は、報告するよ、てか、番号!」
照「なんかわかったら俺に連絡して。」
深澤「えー、俺もダメなのー?教えてよー」
照「だめ。ほんとに達川ってやつか、はっきりわかるまでは。」
深澤「ほんとに心配性なんだから……あんましめつけてると、○○さん逃げられるからなぁー!」
照「ふっか降りる?」
深澤「いや、すみません………てか、あれ?こっちって…」
照「ん?○○んち。着替えとか色々あるだろから。」
深澤「そういや、2人とも進展したの?わら」
○○「えっ?…なんで?」
深澤「照が、○○さんのこと呼び捨てしてるからさ。独占欲もむき出しだし?まぁ、いい事じゃない!良かったじゃん、照!」
照「うるせーよ///」
そんな話をしながら、家についた。
郵便物が開けられたものがあった。
家の中は大丈夫なようだった。
窓を開け、換気したあと、冷蔵庫の中を片付けた。元々あまり入ってなかったけど。
着替えを数着、食材とか色々持って、照の家へ。
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