隠れた愛情

人は仲が良すぎるからこそ言い過ぎてしまうことがある。

冗談だと分かってはいても、なかなか忘れさせてはくれないもので、小さな事がどんどん積み重なり、いわゆる＂塵も積もれば山となる＂なのだろう。

俺自身も軽く受け流してはいるが、たまに突き刺さるものもあるし、何故か周りのメンバーがダメージを受けたような顔をしている時がある…

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とある部屋に1人を除く4人の男が顔を見合わせていた。

舜「最近の勇ちゃん仁ちゃんに当たり強すぎん？」

柔「確かに、、当初に比べたらだいぶね。まぁ、それだけ仲が深まったということでもあると思うけど、」

太「でもたまにキツイやつない？仁ちゃんどうなの？」

仁『ん？ま、まぁ…たまに冗談なのかわからないやつもあるけど、あいつなりに動画盛り上げようとしてくれてるんだろうし、俺が深く受け止めなければいい話だから』

柔「って言ってもさぁ…この間のYouTubeのコメントであったよ？＂仁ちゃんの顔…＂とか＂舜太顔ひきつってる＂とか 」

舜「え、俺も！？」

太「俺思ったんだけど、勇斗にドッキリしてみん！？その名も、滅多に泣かん仁ちゃんが泣いちゃうドッキリ！！」

舜「なにそれ！超面白そうやん！」

柔「勇ちゃんガチ焦りしちゃうよ笑」

仁『いや、あいつは意外にそっけないぞ？笑まぁいいけどさ』

舜「でもどんな反応するんか見てみたくない！？」

太「まぁとりあえずやってみよ！動画が面白くなるのは仁ちゃんの演技にかかってん！」

柔「演技できんの？笑」

仁『まぁ、一応お芝居はさせていただいたことはありますけど』

柔「それじゃあ、明後日の撮影の時にやろう！スポーツ系だったよね？ちょうどいいんじゃない？仁ちゃんからしたら笑」

仁『おい笑それどういう意味だよ』

柔「笑笑笑」

舜「んじゃ、流れ的には勇ちゃんが仁ちゃんをいじり始めたらドッキリ開始で、いい感じで仁ちゃんが泣いて、俺たちは理由つけてその場から離れてモニタリングってことでいい？」

柔「おっけー」

太「やばい、ちょー楽しみ！！」

これによって佐野勇斗の吉田仁人への知られざる裏の顔が明かされるのであった…,,,。