テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
第5話!
❤️視点
みんなの視線を振り切るようにして校門を出た。
お腹が空いてお腹がギュルギュルなってて、もう限界。
家に何か食べるものなかったっけ、
カレーは昨日食べちゃったでしょ?
ヨーグルトはカビが生えちゃったからだめでしょ?
カップラーメンは、あるわけないよね。
じゃあ何もないじゃんか、、、
終わった。
僕はこのまま外で死んじゃうんだ。
ああ、視界がふらふらする〜。
最後に美味しいご飯、食べたかったなぁ。
ん?
いいにおい。
これは、、
オムライスの匂い!!
やばいやばい、
めっちゃいい匂いすんだけど。
どこ、どこからすんの
オムライスが僕を呼んでる!!!
「はっ、はっ、はぁっ」
はは〜ん、ここからいい匂いがするんだな。
『にこにこ』だってさ
変な名前。
でっかいニコちゃんマークも意味わかんないし。
てか、とにかくオムライス!
何も考えずにドアを開け放って店に滑り込んだ。
オムライス!
「うぉっ、誰かと思ったらまたちんちくりん」
「うわっ、女男!」
「失礼だな、男だよ!」
髪を一つに束ねた人。
何歳くらいだろうなー、
いいなー、紫の髪の毛、かっこよ。
てか、オムライス。
「ねえ!オムライス作ってるでしょ!僕匂いでわかっちゃったんだけど!死ぬ前にさ!一回食べさして!」
「おー!よくわかったね!オムライスの匂いわかる人なかなかいないと思うよ?」
「えへへ、鼻がいいんだよね」
「ちょうどできたんだよね、はい、どうぞ。召し上がれ!」
そうやって目の前に出されたのはとろとろ卵のオムライス。
なんかケチャップでへんてこりんな絵を描いてるんだけど、
「これ、何?」
「何って、犬でしょうが」
これが?犬?
バイキンマンみたいになってるけど?
「ふふ、はははは!」
「うぅー、そんな笑うなって、、ささ、冷めないうちに召し上がれ!」
「ありかとう、いただきます!」
昔、死んじゃったじーちゃんと喫茶店で食べたことがある。
黄色くて、中身は赤くて、グリーンピースが入ってた。
全部避けて食べたけど、じーちゃんは怒らないで笑ってくれてたな。
あの時はすっごく美味しかったんだけど、
最近、見よう見まねで作ってみたらあんまおいしくなかった。
材料いっぱい必要で怒られたし。
これも大しておいしくないんだろうな。
ご飯なんてお腹の中に入っちゃえば全部一緒だし。
黄色い卵とケチャップライスを一緒に掬って口に運ぶ。
あんまり期待しないようにしよう。
、、、あれ?
「まって、めっちゃ美味しいんだけど!」
「ふふ、美味しいでしょ、それ。コンソメ入れてんの。」
美味しい。
なんで?
「こんな美味しいやつ初めて食べた!」
ちょっと焦る。
思い出せ元貴、いつもおいしくないご飯は、、
あ、そういうことか。
「ま、違う、お母さんいっつも忙しくてさ。1人でご飯食べてるから、」
「お兄さんがいるから美味しいのかも。」
「あらぁ、嬉しい。でも、確かにそうかもね。誰かと食べるご飯は美味しい。」
優しく笑ってくれるお兄さん。
ちょっとかわいいな、なんて思ったりもして。
「てか、名前何?」
「あぁ、唐突〜。藤澤涼架ね。りょうちゃんって呼んで!」
「僕、大森元貴!元気じゃなくて、きが、こういうやつで、、」
「あー貴族の貴か」
『ガラララ』
誰か来た。
あれ?
見たことあるぞ?
「あー!給食前に帰るやつ!」
「え」
「ひろとー!おかえり!おばあちゃん寝たんだ!」
「うん、てか、元貴も来てたんだ」
「そうそう、って、お前財布は?!てか、僕お金持ってないかも!」
あら〜、やっちゃったわ。
どうしようかな、皿洗いで許してもらえるかな。
「ふふん、元貴、しらないの?ここ、子ども食堂だよ?」
なんだよ、自慢げに言っちゃってさ。
「あー、ひろと見栄張って。君だって一昨日まで知らなかったでしょ。ここはお金を頂戴してないの。おかわりも自由。好きな時に来ていいよ。」
「え、ほんと?」
家にいても1人だし、お母さんに話しかけると怒られるし、、
「りょうちゃんは話してくれる?」
「もちろん。」
「まじで!」
ここにいていいんだ。
あったかいし。
りょうちゃん優しいし。
ここにいる時は幸せでいていいんだね。
連載とはなんなんだろう、、(笑)
続きます!
バイバイ👋