テラーノベル
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「西田…お前ってば、罪な女ぁ〜!!!!!」
映山紅祭当日、待ち合わせ場所に現れた西田(友達かつギャル)のビジュアルは私の想像を遥かに遥かに超えた。
シック&清楚な品格を感じる銀蝶が施された漆黒の浴衣!!対照的にお団子ヘアーに結えられたゴールドアッシュの髪は破壊力抜群の沼ギャップ!!藤下りのつまみ簪と相まって和モダンの中に儚げな美しさまで宿しちゃってもう…そんな子に育てた覚えはありません。
「いや育てられた覚えはない」
「可愛スンギ語彙力消滅パーティーピーポーだぜこのヤロー。何かしらの法に抵触してないか心配になってきた」
「アホか。可愛い可愛い言ってないで自分を顧みろ」
そうでした。一応…私も今日はオシャレしてきたつもりである。
私が着ている花火模様の紺色の浴衣はお母さんが用意してくれたもので、髪型はゆるめのサイド三つ編み(慣れてないからこれが最大のヘアアレンジ)、それなりに化粧もしてみた。
「ど、どうだろうか西田?」
「素材の暴力」
ん?暴力を振るった覚えはないが?
「屋台完全制覇するんでしょ。最初どこ行
く?」
「たりめぇよ。イカ焼きから攻めるぞー!」