テラーノベル
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しばらく歩いた。
頭の中は、さっきの言葉でいっぱいだった。
——代わりなんかいくらでもいる。
胸が、じくじくと痛む。
階段を降りようとした、その時。
ドンッ——
背中に強い衝撃。
❤「っ……!?」
足を踏み外す。
視界が揺れる。
手すりを掴もうとしたが、間に合わない。
体が宙に浮く。
そして——
暗転。
──────────────
目を開ける。
白い天井ーー
❤(……ん、病院?)
父「おい!?大丈夫か!?」
母「涼太!?わかる!?」
❤「うん……大丈夫」
❤「俺……誰かに、後ろから押された気がする」
母「は!?だれ、そいつ、締め上げる」
父「まぁまぁ落ち着けって!涼太、しばらく安静だ。先生呼んでくる」
二人が慌ただしく出ていく。
天井を見つめる。
❤(はぁ……)
俺はもう一度目を閉じた。
——嫌なことって…立て続けに起きるんだな。
──────────────
しばらくして。
コンコンッ。
ノックの音。
❤(え、誰だろ)
ドアが開く。
💙「おい……」
その声に、心臓が跳ねる。
❤(げっ……翔太!?)
一瞬焦ったが
俺は、静かに息を整えた。
そして。
❤「……はい?」
❤「えーっと」
少し首をかしげる。
❤「どちらさまでしたっけ?」
💙「……は?」
こうして記憶喪失のフリが始まる﹏﹏﹏﹏﹏
つづく。
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